投資先の海外ETFの特徴は?『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(VTとVTI)

2017年9月28日木曜日

全世界株式 米国株式

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マーチングバンド(アメリカ)
投資先の海外ETFの特徴は?

※ 成績比較表を2017年10月末のデータに更新しました。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の特徴や投資先である海外ETFの成績を簡単にまとめてみました。

ちなみに愛称はそれぞれ『楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』、『楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』です。

ファンドの特徴は?

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、購入時や解約時の手数料および信託財産留保額なし、投資先のETFの管理報酬等を加味した実質的な信託報酬(年率)は税込0.2396%です。

投資先の『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』(VT)のベンチマークは、先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。

2017年9月末現在、同ETFは日本を含めた世界各国の大型株、中型株、小型株、合わせて7,974銘柄に投資しています。

「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」組入上位10ヵ国と上位10銘柄
2017年9月末現在

楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、購入時や解約時の手数料なし、投資先のETFの管理報酬等を加味した実質的な信託報酬(年率)は税込0.1696%です。

投資先の『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』(VTI)のベンチマークは、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーしています。

2017年9月末現在、同ETFは米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,626銘柄に投資しています。

「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」セクター別構成比と上位10銘柄
2017年9月末現在

投資先の海外ETFの成績は?

「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」成績表
2017年10月末現在の平均年次リターン(NAV 大引け時基準価額で算出)

平均年次リターンは米ドルベースであることに注意してください。過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません。

まとめ

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、これだけで日本を含めた世界中の株式に投資できる手軽さが嬉しいですよね。もちろん安全資産(預貯金や個人向け国債)の確保は欠かせませんが、リスク資産が同ファンド1本で済むなら管理が楽になりますね。

楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、世界経済の中心である米国の大型株から中小型株まで幅広くカバーしているのが魅力的ですよね。

投資先の海外ETFの過去5年間の平均年次リターン(米ドルベース)は、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』のそれを上回っています。ただし、長期で投資するなら米国1ヵ国のみに集中投資でいいのかは悩ましいところかもしれませんね。

2020年には中国のGDPが米国を抜いて世界一になるのではという話もありますし、英国のコンサルティング会社PwCの2050年にかけての主要国のGDP予測では、インドが米国を抜いて世界第3位の経済大国になると予測しています。

どちらの投資信託も2017年9月29日に新しく設定されたばかりで、1年経たないと実際の運用コストがわかりません。慎重を期すならそれまで待つのも手ですが、競合するインデックスファンドに比べ、カバーする銘柄の範囲が広いのは強みでしょうか。

『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ベンチマークからのかい離が大きめ?ライバルとの差は縮小中
つみたてNISA対象投信比較『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『楽天・全米株式インデックス・ファンド』




追記
2017年11月2日現在、販売会社はエイチ・エス証券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券です。2017年11月10日に立花証券が追加される予定です。

こぼれ話
楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)で投資信託を購入できるようになりました。

少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。

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楽天ポイントで投資信託が購入可能に!どんな点を重視してファンドを選ぶ?今週の値動きとNISA口座(170826)



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