投資先の海外ETFの特徴は? |
※ 成績比較表を2017年10月末のデータに更新しました。
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の特徴や投資先である海外ETFの成績を簡単にまとめてみました。
ちなみに愛称はそれぞれ『楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』、『楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』です。
ファンドの特徴は?
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、購入時や解約時の手数料および信託財産留保額なし、投資先のETFの管理報酬等を加味した実質的な信託報酬(年率)は税込0.2396%です。投資先の『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』(VT)のベンチマークは、先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。
2017年9月末現在、同ETFは日本を含めた世界各国の大型株、中型株、小型株、合わせて7,974銘柄に投資しています。
2017年9月末現在 |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、購入時や解約時の手数料なし、投資先のETFの管理報酬等を加味した実質的な信託報酬(年率)は税込0.1696%です。
投資先の『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』(VTI)のベンチマークは、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーしています。
2017年9月末現在、同ETFは米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,626銘柄に投資しています。
2017年9月末現在 |
投資先の海外ETFの成績は?
2017年10月末現在の平均年次リターン(NAV 大引け時基準価額で算出) |
平均年次リターンは米ドルベースであることに注意してください。過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません。
まとめ
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、これだけで日本を含めた世界中の株式に投資できる手軽さが嬉しいですよね。もちろん安全資産(預貯金や個人向け国債)の確保は欠かせませんが、リスク資産が同ファンド1本で済むなら管理が楽になりますね。『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、世界経済の中心である米国の大型株から中小型株まで幅広くカバーしているのが魅力的ですよね。
投資先の海外ETFの過去5年間の平均年次リターン(米ドルベース)は、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』のそれを上回っています。ただし、長期で投資するなら米国1ヵ国のみに集中投資でいいのかは悩ましいところかもしれませんね。
2020年には中国のGDPが米国を抜いて世界一になるのではという話もありますし、英国のコンサルティング会社PwCの2050年にかけての主要国のGDP予測では、インドが米国を抜いて世界第3位の経済大国になると予測しています。
どちらの投資信託も2017年9月29日に新しく設定されたばかりで、1年経たないと実際の運用コストがわかりません。慎重を期すならそれまで待つのも手ですが、競合するインデックスファンドに比べ、カバーする銘柄の範囲が広いのは強みでしょうか。
・『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ベンチマークからのかい離が大きめ?ライバルとの差は縮小中
・つみたてNISA対象投信比較『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
追記
2017年11月2日現在、販売会社はエイチ・エス証券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券です。2017年11月10日に立花証券が追加される予定です。
こぼれ話
楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)で投資信託を購入できるようになりました。
少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。
・楽天証券「つみたてNISA取扱商品」株式とバランス型に分類し信託報酬の安い順に並び替えてみました
・楽天ポイントで投資信託が購入可能に!どんな点を重視してファンドを選ぶ?今週の値動きとNISA口座(170826)
関連記事
・Q&A「つみたてNISA」ってどんな制度?投信を毎月買わないとダメ?一般NISAとつみたてNISAは併用できる?
・金融庁が「つみたてNISA対象商品届出一覧」公表 各指数で信託報酬が最安値の投資信託は?
・SBI証券「つみたてNISA取扱商品」株式とバランス型に分類し安い順に並替 楽天・全世界株、全米株もあり
・『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』出足の成績は最下位!?競合する全世界株式投信と比較
・『楽天・全世界株式』『EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式』投資対象の海外ETFの特徴は?(VTとSCHB、SPDW、SPEM)
・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』出足の成績は全敗!?iFreeS&P500・NYダウ、SMT米国株配当貴族等と比較
・新設定『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の投資先ETFの特徴を『楽天・全世界株式』と比較(VWOとVT)
・『楽天・新興国株式』『EXE-iつみたて新興国株式』投資対象の海外ETFの特徴と成績は?(VWOとSCHE)
・つみたてNISA対象投信比較『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『野村つみたて外国株投信』
・つみたてNISA対象『全世界株式インデックス・ファンド』(SSAG)の特徴は?eMAXISや三井住友と比較
・2017年10月2日新設定『野村つみたて外国株投信』既存の全世界株式投信の成績を先進国株式投信等と比較
・新大統領が米国一人勝ちをめざすなら米国株に投資すべき?米国株式インデックスファンドの定番は?
・『iFree S&P500インデックス』をNYダウや米国配当貴族等の投信と比較 楽天・全米株式も気になる?
・米国株式は最近好調なNYダウ投信にしぼってもいい?S&P500連動型は直近では先進国株式と同成績?
・S&P500連動の『i-mizuho米国株式』とNYダウ連動の『iFree NYダウ』等の特徴と成績比較
・『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』のコストが高めな訳は?SMTダウ・ジョーンズと比較
・NISAで毎年年初に一括投資 経済成長率が高い中国の株は米国株より有利?投信の実際の成績は?
【楽天Kobo】お父さんが教える 13歳からの金融入門【電子書籍】[ デヴィッド・ビアンキ ]
【Amazon Kindle】外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話【電子書籍】[ ジョン太郎 ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログのリンク集
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログのリンク集
ブログ村 家計管理・貯蓄
家計管理・貯蓄が話題のブログのリンク集
NISA 人気ブログランキング
NISAが話題のブログ人気ランキング
0 件のコメント:
コメントを投稿