投資対象の海外ETFの特徴は? |
『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』と『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』それぞれの実質的な投資対象である海外ETFの特徴と運用実績を比較してみました。
投資対象ファンドとその概要
実質コストはまだ不明ですが、投資対象ファンドの管理報酬等を含めた信託報酬(運用管理費用)は『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』のほうが安価です。
バンガードは2017年10月末現在 シュワブは2017年9月末現在 |
純資産総額や組入銘柄数では「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)」のほうが上回っています。
経費率は僅差ではありますが「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF(SCHE)」のほうがより低廉です。
組入上位10ヵ国と組入れ上位10銘柄
バンガードは2017年10月末現在 シュワブは2017年9月末現在 |
どちらも中国が全体の3分の1前後を占めているようです。
バンガードは2017年10月末現在 シュワブは2017年9月末現在 |
成績比較
2017年10月末現在の平均年次リターン(NAV 大引け時基準価額で算出) |
上記の期間の平均年次リターン(米ドルベース)では「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF(SCHE)」がやや優勢です。
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません。
まとめ
『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』と『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』どちらも、経費率の低い海外ETFを利用することで既存の新興国株式インデックスファンドに比べ信託報酬率の大幅な引き下げを実現しています。『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』や『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の初回の月報では、ベンチマークからのかい離が目立っていました。投資対象ファンドである海外ETFの規模が大きくても、運用成績が安定するまで多少時間がかかるかもしれませんね。
海外ETFを利用してインデックスファンドの低コスト化に先鞭をつけた既存の『EXE-i』シリーズも運用成績が期待したほどではないとささやかれた時期がありました。
こぼれ話
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の信託報酬率の引き下げ(PDF)が発表されました。2017年12月13日より年率で税抜0.339%から0.190%(税込み0.2052%)に引き下げられます。
『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』(税込0.2696%)を下回り、『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』(税込0.1948%)に迫る水準です。
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