世界の株式を投資対象にした『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』を債券を含む4資産均等型バランスファンドと組み合わせた場合の運用実績を確認してみました。
今回、取り上げるのは、つみたてNISA対象商品です。つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度(金融庁)です。
全世界株式と4資産均等型バランスの特徴
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(三菱UFJ国際投信)は、日本を含む世界の株式を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。ベンチマークの指数は世界50ヵ国(先進国23ヵ国と新興国27ヵ国)の大型株と中型株で構成されています。世界の投資可能な市場時価総額の85%をカバーしています。
投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.1144%以内です。
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』(ニッセイAM)は、日本と先進国の株式および債券に分散投資します。
運用管理費用(年率)は税込0.154%です。
全世界株式インデックスファンドと4資産均等型バランスファンドを50%:50%で組み合わせた場合の資産配分は下記の通りです。
運用管理費用(年率)は税込0.1342%以内です。
今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間は無期限です。
全世界株式と4資産均等型バランスの運用実績
下のチャートは過去3年の基準価額の推移(2018年11月16日~2020年11月15日)を比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
騰落率の比較は下の表の通りです(2021年11月15日現在)。
コロナショックの下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字です。
ある程度の年齢になったら、積立の対象を全世界株式インデックスファンドからバランスファンドに切り替えて、徐々に債券の割合を増やしていくのも悪くないアイデアかなと。
まとめ
全世界株式インデックスファンドにバランスファンドを組み合わせることで値動きをマイルドにできますが、なるべくシンプルなほうが好みならリスク資産の割合を減らして預貯金等の安全資産の割合を増やすという方法もありますね。世界的な金融危機であるリーマン・ショックを含む2003年3月31日から2021年10月29日までの任意の連続1年間で騰落率のうち最大の騰落率を「最大上昇時」、同じく最小の騰落率を「最大下落時」としています。○は年間リターンの平均値です。
売買手数料、税金等の費用は考慮していません。過去の指数データに基づくシミュレーションは将来の運用成績を保証するものではありません。
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・全世界株式(オール・カントリー)をバランス(株式重視・均等・債券重視)と比較・評価 リバランスが難しいならバランスファンドもあり?
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