iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を確認しています。
楽天証券のNISAランキングと人気投信の積立投資の成績も簡単にまとめています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド-0.22%、先進国株式インデックスファンド-0.21%、新興国株式インデックスファンド+1.60%でした(参照「日米中の研究開発費に見る将来性」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが-7,417円、つみたてNISAは-1,411円とほぼ変わらずでした。
コロナ禍にも関わらず株価は堅調で、いつか大きな調整が来るのではないかと心配ですね。
米国は金融緩和政策の縮小に動き出そうとしているものの、まだ本格的な下落局面にまではなっていません。
積立投資であれば購入タイミングは分散されるので、急落直前の高値警戒期にスタートしても積立を継続できれば長期では少なからぬ投資の成果を得ることができる、という主張もあります。
・長期積立投資は株価の高値警戒期にスタートすると“吉”、ITバブルのピーク時からの積立投資を振り返る(モーニングスター)
世界経済の成長の恩恵を受けるには国際分散投資と合わせて考えたいですね。
エネルギー価格の高騰や食料品の値上がりなど世界的なインフレ傾向に対応するには預貯金だけでは難しそうですよね。
人気投信の積立投資(月1万円)の成果は?
楽天証券NISAランキング ベスト5(積立件数)
楽天証券のNISAランキング(積立件数)ベスト5の投資信託は下記の通りです(2021年10月1日~同年10月31日)。1位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
運用管理費用(年率)税込0.0968%以内
2位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株~小型株)に投資
同 税込0.162%程度
3位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界の株式(大型株と中型株)に投資
同 税込0.1144%以内
4位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本を除く先進国の株式(大型株と中型株)に投資
同 税込0.1023%以内
5位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
日本を含む世界の株式(大型株~小型株)に投資
同 税込0.212%程度
下記の積立投資の評価額では資産クラスの近いものを先に並べ替えています。
米国株式・先進国株式・全世界株式の積立投資の評価額
毎月1日を積立日に設定しています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。下のチャートは毎月1万円ずつ積み立てた場合の米国株式、先進国株式、全世界株式の投資額(元本)と評価額の推移(2019年1月7日~2021年11月12日)を示しています。
各年月の投資額と評価額は約定日の数字ですが、最新月のみ2021年11月12日現在の数字です。
米国株式および先進国株式インデックスファンドの各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
全世界株式インデックスファンドの各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
2019年1月から毎月1万円ずつ積立投資を行った場合、2021年11月12日現在、35万円の投資額に対して評価額は以下の通りです。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』
532,774円(+52.22%)
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
536,774円(+53.36%)
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
517,010円(+47.72%)
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』
501,963円(+43.42%)
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』
501,327円(+43.24%)
コロナ禍の世界的な金融緩和の恩恵もあり、どの投信も優秀な成績です。
中でもハイテク株の強い米国の株式が好調ですが、長期投資で将来の経済情勢の変化も考慮するなら取りこぼしのない全世界株式インデックスファンドも堅実な選択肢かもしれませんね。
・危機乗り越える世界株投資 夫婦で4000万円目指す(日本経済新聞)
・米国株か?世界株か?(ピクテ投信)
長期投資を実践するのであれば、経済情勢の変化にも目を配る必要がある。しかし、10年を超える予測というものはほとんど当てにならないうえ、さらにバブルの「形成」と「崩壊」を見分けるのも至難の業だ。このため、はじめから決め打ちせず、先進国株と新興国株を含めた「世界株」に分散投資を行い、いずれ遭遇するであろうバブルの「形成」と「崩壊」に備えることが長期投資にとって重要ではなかろうか?
1970年代と1980年代、ほかの地域を圧倒するパフォーマンスだった日本株はその後、低迷を余儀なくされています。2000年代に騰落率がトップだった新興国株式も、2010年代は他地域に見劣りする成績でした。
時代によって、もてはやされる株式市場が入れ替わってきたことがうかがえます。
おすすめ記事
全世界株式および米国株式インデックスファンドとバランスファンドとの比較は下の記事を参考にしてください。・楽天・全世界株式/全米株式を4、6、8資産均等型バランスと比較・評価 コロナ・ショックなど調整局面の騰落率は?
つみたてNISAの積立投資の成績(2018年1月~)は下の記事を参考にしてください。
・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?
・楽天・全世界株式とも比較!バランスファンドをつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら? 4、6、8資産均等型、世界経済インデックスファンド
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【楽天Kobo】“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資【電子書籍】[ 田村正之 ]
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