米国新興市場に積立投資『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)や楽天・全米株式と実績比較・評価

2022年2月15日火曜日

米国株式 毎月1万円の積立投資

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米国新興市場に積立投資『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』実績を楽天・全米株式等と比較・評価・解説

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米国の新興市場を対象にした『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』の積立投資の成績を米国株式インデックスファンドのライバルと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。


iFreeNEXT NASDAQ100、スリム米国株式、楽天・全米株式の特徴

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』(大和AM)は、「NASDAQ100指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

NASDAQ(ナスダック)は米国にある世界最大の新興企業向けの株式市場です。米国以外の企業を含みハイテク(IT)関連銘柄の比率が高いのが特徴です。「NASDAQ100指数」は時価総額上位100銘柄(金融銘柄を除く)で構成されています。

運用管理費用(年率)は税込0.495%です。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 業種別構成比と組入上位10銘柄

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

運用管理費用(年率)は税込0.0968%以内です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 組入上位10業種と組入上位10銘柄

S&P500指数 業種別構成比

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

運用管理費用(年率)は税込0.162%程度です。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 組入上位10業種と組入上位10銘柄

参考)SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 業種別構成比

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。


米国株式インデックスファンドの積立投資(月1万円)の成績

毎月1日を積立日に設定しています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。

下のチャートは毎月1万円ずつ積み立てた場合の投資額(元本)と評価額の推移を示しています(2019年1月7日~2022年2月15日)。

各年月の投資額と評価額は約定日の数字ですが、最新月のみ2022年2月15日現在の数字です。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンドの投資額と評価額の推移(チャート)

各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンドの評価額と損益率


iFreeNEXT NASDAQ100インデックスほか積立投資 まとめ

2019年1月から毎月1万円ずつ積み立てた場合、2022年2月15日現在、38万円の投資額に対して評価額は下記の通りです。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
575,481円(+195,481円/+51.44%)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
539,892円(+159,892円/+42.08%)

楽天・全米株式インデックス・ファンド
532,258円(+152,258円/+40.07%)

成長性の高いテクノロジー関連銘柄の比率が大きいNASDAQ100指数は米国株価指数の中でも比較的堅調に推移してきましたが、インフレ圧力による積極的な利上げに対する警戒感から直近は特に調整幅が大きくなっています。

金利上昇とグロース株の関連性~金利上昇で株価が下落すると一概に言えない~(日興AM)

市場では、金利上昇が起きると、金利と株式益利回り(PERの逆数、1株当たり利益÷株価)との差が、PERが高いほど(分母の株価が大きいほど)拡がり、グロース株の投資魅力が低下した、と受け止められているようです。

しかし、金利上昇の主な要因が物価上昇とみられる中では、製品の値上げなどにより、企業の1株当たり利益(前述の分子)の成長が期待される場合、益利回りが上昇する可能性も考えられます。

<中略>足元、米国で起きているインフレ圧力の高まりは、景気回復を背景とした良いインフレとみられることから、今後、稼ぐ力が強く、高い成長率が見込まれるグロース株への見直し買いが期待されます。

長期金利と株価指数の推移、金利上昇時の株価指数の騰落割合

日興アセットマネジメントによれば、2009年3月~2021年12月の月次データ(153ヵ月)をもとに金利上昇月(米国:83回)の株価を調べたところ7割以上の確率(株価↑62回/金利↑83回)で株価(S&P500指数)が上昇していたとのこと。グロース株(NASDAQ総合指数)でもほぼ同様の傾向で、金利上昇時に株価の下落が続くとは一概には言えないようです。

過去の経験則通りになるかは未知数ではあるものの(金利上昇ペースや金利の水準にも左右されそうです)、長期目線であれば市場の混乱時こそ口数を増やすべく積立を粘り強く継続していくという考え方もあるでしょうね。

FIREを目指す?まずはナスダック100の長期積立投資から(楽天証券トウシル)

ナスダック100指数の定時定額(積立)投資

THINK BIG-大きく考え、市場に居続ける。(PDF/日興AM)

マイクロソフト、アマゾン、アップルの株価推移

運用管理費用(年率)が『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』(税込0.495%)より若干低廉な『eMAXIS NASDAQ100インデックス』(税込0.440%)や『PayPay投信 NASDAQ100インデックス』(税込0.418%)なども含めた運用実績の比較は下の記事を参考にしてください。

NASDAQ100連動型4種(iFreeNEXT/NZAM・ベータ/eMAXIS/PayPay)をiFreeNEXT FANG+、スリム米国株式、楽天・全米株式と比較・評価 米国の新興企業向け市場の成長性に期待



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