EXE-i先進国株式・新興国株式・グローバル中小型株式の特徴と成績をたわらやニッセイと比較

2017年11月22日水曜日

新興国株式 先進国株式 投資信託メモ

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EXE-iシリーズを競合と比較
EXE-iシリーズを競合と比較

インデックスファンドの低コスト化に先鞭をつけた「EXE-i」シリーズに、2017年12月6日、新しく『EXE-i つみたて グローバル(中小型含む)株式ファンド』等が追加されます。

「EXE-i」シリーズが再び注目されるきっかけになるでしょうか。同シリーズの先進国株式・新興国株式・グローバル中小型株式の特徴や成績を「たわらノーロード」シリーズや「<購入・換金手数料なし>」シリーズ等と比較してみました。

EXE-i 先進国株式ファンドほか特徴

EXE-i 先進国株式ファンド』の参考指標は「FTSE カイガイ・インデックス」(円換算)ですが、参考指標に対して一定の運用成果をめざすものではなく、かい離する場合があります。

米国、欧州、アジア・太平洋(除く日本・含む韓国)それぞれの地域を対象にした3つのETFに投資しています。ETFを通じて3,634銘柄に投資しています(2017年3月末及び4月末現在)。

たわらノーロード 先進国株式』ほか一般的な先進国株式インデックスファンドのベンチマークは、「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算)です。

同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,331銘柄で構成されています(2017年10月末現在)。

EXE-i 先進国株式ファンドとたわらノーロード 先進国株式の組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄
2017年10月末月報より

EXE-i 新興国株式ファンド』の参考指標は「FTSE・ エマージング・インデックス」(円換算)ですが、参考指標に対して一定の運用成果をめざすものではなく、かい離する場合があります。

2つのETFを通じて2,745銘柄(重複あり)に投資しています(2017年3月末現在)。

たわらノーロード 新興国株式』ほか一般的な新興国株式インデックスファンドのベンチマークは、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算)です。

同指数はアジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の24か国838銘柄で構成されています(2017年10月末現在)。

EXE-i 新興国株式ファンドとたわらノーロード 新興国株式の組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄
2017年10月末月報より

EXE-i グローバル中小型株式ファンド』の参考指標は「FTSEグローバル スモール・キャップ インデックス」(円換算)ですが、参考指標に対して一定の運用成果をめざすものではなく、かい離する場合があります。

基本投資割合は米国60%、米国以外40%です。2つのETFを通じて5,238銘柄に投資しています(2017年3月末及び4月末現在)。

EXE-i グローバル中小型株式ファンド組入上位10ヵ国と組入れ上位10銘柄
2017年10月末月報より

今回取り上げる投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。

EXE-i 先進国株式ファンドほか成績比較

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2017年11月21日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

上記の期間では『EXE-i 先進国株式ファンド』はライバルを上回り、『EXE-i 新興国株式ファンド』は逆に競合に劣後しています

EXE-i グローバル中小型株式ファンド』は今回取り上げた投信の中で過去1年では最下位ですが、過去3年ではトップです。

『たわらノーロード 先進国株式』と『たわらノーロード 新興国株式』は信託報酬の引き下げ(PDF)が発表されています。2017年12月30日にそれぞれ税込0.216%と税込0.3672%に引き下げられます。

まとめ

「EXE-i」シリーズの株式インデックスファンドは、ライバルに比べ、ETFを通じてより多くの銘柄に分散投資できることも特徴として挙げられるでしょうか。

『EXE-i 先進国株式ファンド』の運用実績は競合に見劣りしていません。『EXE-i 新興国株式ファンド』も今はライバルに劣後していますが、競合より好調な時期もありました。

2017年12月6日設定の『EXE-i つみたて グローバル(中小型含む)株式ファンド』は、信託報酬(年率)が税込0.15%程度で日本を含めた世界各国の株式を幅広くカバーしています。

つみたてNISA以外でも購入できるなら競合する全世界株式インデックスファンドだけでなく、既存の「EXE-i」シリーズのファンドも存在意義が危ういかもしれませんね(苦笑)。




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