『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の出足の成績は?SBI、eMAXIS Slim、iFree、iTrustと比較

楽天・新興国株式の出足の成績は?

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※ 記事を更新しました(2018年11月18日)。

2017年11月17日に設定された『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)の出足の成績を競合する新興国株式投信と比較してみました。

比較の対象は『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』、『iFree 新興国株式インデックス』、『iTrust新興国』です。

上記の投資信託のうち、つみたてNISA対象商品は『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』、『iFree 新興国株式インデックス』です。

旧『EXE-i つみたて新興国株式ファンド』は『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』に名称が変更されました。


楽天・新興国株式ほか特徴は?

楽天・新興国株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(新興国株式))は、新興国の株式市場の動きをとらえることを目指して、「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の投資対象指数の年間騰落率と代表的な資産クラスと騰落率比較
投資対象指数の年間騰落率(左)年間騰落率の最大・平均・最小(右)
※当ファンドの騰落率は設定前のため対象指数を用いて算出
交付目論見書4ページより引用

対象指数に連動する「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF」(VWO)を主要投資対象としています。

2018年9月末現在、同ETFは新興国市場の大型株、中型株、小型株、合わせて4,616銘柄に投資しています。

一般的な新興国株式インデックスファンドに採用されているMSCIのエマージング指数と違い、FTSEでは新興国にクウェートが含まれ、韓国、ポーランドは含まれていません(韓国、ポーランドは先進国に定義されています)。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド 組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄
2018年9月末現在(2018年10月末月報より)

SBI・新興国株式インデックス・ファンド』(愛称:雪だるま(新興国株式))のベンチマークは「FTSE エマージング・インデックス」(円換算ベース)です。

対象指数に連動する『シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF』(SCHE)を主要投資対象としています。同ETFは974銘柄を組み入れています(2018年11月9日現在)。

SBI・新興国株式インデックス・ファンド 組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄
2018年10月末月報より

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』のベンチマークは「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)です。

2018年10月末の月報によると、1,148銘柄を組み入れています。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄
2018年10月末月報より

iFree 新興国株式インデックス』は、ファンダメンタル(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目した「FTSE RAFI エマージング インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

2018年1月末時点で、同指数の構成国は13ヵ国と少なめです(「FTSE エマージング・インデックス」は23ヵ国、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」は24ヵ国)。

2018年10月末の月報によると、360銘柄(外国投資証券1銘柄、外国株式の先物1銘柄を含む)を組み入れています。

iFree 新興国株式インデックス 国・地域別構成比と組入上位10銘柄
2018年10月末月報より

アクティブ運用の『iTrust新興国株式』(愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~)は、労働人口が拡大していて、相対的に高い経済成長が期待できる新興国の株式に分散投資します。

2018年10月末の月報によると、15ヵ国の116銘柄を組み入れています。

iTrust新興国株式 組入上位5ヵ国と組入上位10銘柄
2018年10月末月報より

今回取り上げた投資信託は、為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。


楽天・新興国株式ほか費用

楽天・新興国株式インデックス・ファンド、SBI・新興国株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、iFree 新興国株式インデックス、iTrust新興国、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの費用

上記の投資信託は、購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。

『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の実質コストと運用実績をeMAXIS SlimやiFreeと比較


楽天・新興国株式ほか運用実績

楽天・新興国株式インデックス・ファンド』設定来(2017年11月17日~2018年11月16日)の基準価額の推移は下のグラフの通りです。

米国の長期金利上昇や貿易摩擦への警戒感から下落基調になっていましたが、直近は反発のきざしを見せています。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド設定来の基準価額の推移
基準価額の推移
2017年11月17日~2018年11月16日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

競合する投資信託との騰落率の比較は下記の通りです。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド、SBI・新興国株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、iFree 新興国株式インデックス、iTrust新興国、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの騰落率
2018年11月16日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

一口に新興国株式と言っても、ベンチマークが異なっていたり、アクティブ運用の投資信託もあり、運用成績はそれぞれに好調な時期、不調な時期があるものと思われます。

目論見書や運用報告書、月報等で各投資信託の特性を理解したうえで投資したいですね。

2018年10月末の月報によると、『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』のベンチマークからのかい離は過去1ヵ月で+0.7%となっています。

下記の記事の追記部分に、『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』のベンチマークとの乖離についても一緒にまとめています。

『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ベンチマークからのかい離が大きめ?ライバルとの差は縮小中

交付目論見書3ページには下記のような留意点があげられています。

当ファンドにおける資金流出入から当ファンドとマザーファンド間の資金移動までのタイミングのずれ、当ファンドにおける信託報酬やマザーファンドにおける売買コストをはじめとする当ファンドとマザーファンドの運営にかかる費用負担の影響等から、当ファンドの基準価額と対象指数との乖離が拡大する場合があります。


まとめ

楽天・バンガードの第2弾として華々しくデビューするはずだった『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』ですが、ライバルの乱入で出鼻をくじかれた感もあるかもしませんね。

『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の税込0.2696%程度という信託報酬(年率)に対して、2017年12月6日に設定された『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』は税込0.1948%程度とさらに低廉です。

『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』も2017年12月13日より信託報酬を税込0.2052%に引き下げました(2018年7月25日より税込0.20412%に再引き下げ)。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド』には、海外ETFを通じて大型株から小型株まで幅広い銘柄をカバーしているという強みがありますが、ライバルもなかなか手ごわそうですね。




こぼれ話
楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の販売会社はSBI証券、岡三オンライン証券、GMOクリック証券、ソニー銀行、松井証券マネックス証券楽天証券です(2018年11月18日現在)。

楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)でも投資信託を購入できます

少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。



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