『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の出足の成績は?SBI、eMAXIS Slim、iFree、iTrustと比較・評価

楽天・新興国株式の出足の成績をライバルと比較・評価・解説

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※ 記事を更新しました(2019年6月16日)。

2017年11月17日に設定された『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)の出足の成績を競合する新興国株式投信と比較してみました。

比較の対象は『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』、『iFree 新興国株式インデックス』、『iTrust新興国』です。

上記の投資信託のうち、つみたてNISA対象商品は『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』、『iFree 新興国株式インデックス』です。

旧『EXE-i つみたて新興国株式ファンド』は『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』に名称が変更されました。


楽天・新興国株式ほか特徴は?

楽天・新興国株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(新興国株式))は、新興国の株式市場の動きをとらえることを目指して、「FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

楽天・新興国株式インデックス・ファンドの年間騰落率・基準価額の推移・騰落率の比較
各月末の直近1年間の騰落率と基準価額の推移(左)
年間騰落率の最大・平均・最小値(右)
2019年4月付交付目論見書4ページより

対象指数に連動する「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF」(VWO)を主要投資対象としています。

2019年4月末現在、同ETFは新興国市場の大型株、中型株、小型株、合わせて4,635銘柄を組み入れています。

一般的な新興国株式インデックスファンドに採用されているMSCIのエマージング指数と違い、FTSEでは韓国とポーランドは新興国ではなく先進国に区分されています。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド 組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄(テンセント・ホールディングス、アリババ・グループ・ホールディング、台湾セミコンダクター、ナスパーズ、中国建設銀行など)
2019年4月末現在(同年5月末月報より)

SBI・新興国株式インデックス・ファンド』(愛称:雪だるま(新興国株式))のベンチマークは「FTSE エマージング・インデックス」(円換算ベース)です。

対象指数に連動する「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF」(SCHE)を主要投資対象としています。同ETFは1,053銘柄を組み入れています(2019年6月14日現在)。

SBI・新興国株式インデックス・ファンド 組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄(テンセント・ホールディングス、アリババ・グループ・ホールディング、台湾セミコンダクター、ナスパーズ、中国建設銀行など)
2019年5月末月報より

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』のベンチマークは「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)です。

ベンチマークの指数に2019年5月からサウジアラビアとアルゼンチンが追加されました。

・SMT AM「MSCIが新興国株式指数にサウジアラビアとアルゼンチンを新規に採用」(PDF)

2019年5月末の月報によると、1,167銘柄を組み入れています。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄(テンセント・ホールディングス、アリババ・グループ・ホールディング、台湾セミコンダクター、サムスン電子、ナスパーズなど)
2019年5月末月報より

iFree 新興国株式インデックス』は、ファンダメンタル(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目した「FTSE RAFI エマージング インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

ベンチマークの指数の構成国は13ヵ国と少なめです(「FTSE エマージング・インデックス」と「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」は24ヵ国)。

2019年5月末の月報によると、362銘柄(外国投資証券1銘柄、外国株式の先物1銘柄を含む)を組み入れています。

iFree 新興国株式インデックス 国・地域別構成比と組入上位10銘柄(中国建設銀行、台湾セミコンダクター、中国工商銀行、ルクオイル、中国銀行など)
2019年5月末月報より

アクティブ運用の『iTrust新興国株式』(愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~)は、労働人口が拡大していて、相対的に高い経済成長が期待できる新興国の株式に分散投資します。

2019年4月末の月報によると、15ヵ国の119銘柄を組み入れています。

iTrust新興国株式 組入上位5ヵ国と組入上位10銘柄(グルポ・フィナンシエロ・バノルテ、バンコロンビア、アメリカ・モービル、スタンダード・バンク・グループ、アングロ・アメリカンなど)
2019年4月末月報より

今回、取り上げた投資信託は、為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。


楽天・新興国株式ほか費用

楽天・新興国株式インデックス・ファンド、SBI・新興国株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、iFree 新興国株式インデックス、iTrust新興国、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの費用

上記の投資信託は、購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。


楽天・新興国株式ほか運用実績

楽天・新興国株式インデックス・ファンド』設定来(2017年11月17日~2019年6月14日)の基準価額の推移は下記の通りです。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド設定来の基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2017年11月17日~2019年6月14日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

競合との騰落率の比較は下記の通りです(2019年6月14日現在)。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド、SBI・新興国株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、iFree 新興国株式インデックス、iTrust新興国、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの騰落率(グラフ)
2019年6月14日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

楽天・新興国株式インデックス・ファンド、SBI・新興国株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、iFree 新興国株式インデックス、iTrust新興国、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの騰落率(表)
2019年6月14日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

一口に新興国株式と言っても、ベンチマークが異なっていたり、アクティブ運用の投資信託もあり、運用成績はそれぞれに好調な時期、不調な時期があるものと思われます。

目論見書や運用報告書、月報等で各投資信託の特性を理解したうえで投資したいですね。

2019年5月末の月報によると、『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』のベンチマークの指数からのかい離は過去1ヵ月で+0.1%となっています。

下記の記事の追記部分に、『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』のベンチマークとの乖離についても一緒にまとめています。

『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ベンチマークからのかい離が大きめ?ライバルとの差は縮小中

交付目論見書3ページには下記のような留意点があげられています。

当ファンドにおける資金流出入から当ファンドとマザーファンド間の資金移動までのタイミングのずれ、当ファンドにおける信託報酬やマザーファンドにおける売買コストをはじめとする当ファンドとマザーファンドの運営にかかる費用負担の影響等から、当ファンドの基準価額と対象指数との乖離が拡大する場合があります。


まとめ

楽天・バンガードの第2弾として華々しくデビューするはずだった『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』ですが、ライバルの登場で出鼻をくじかれた感もあるかもしませんね。

『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の税込0.2496%程度という信託報酬(年率)に対して、2017年12月6日に設定された『SBI・新興国株式インデックス・ファンド』は税込0.1948%程度とさらに低廉です。

『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』も2017年12月13日より信託報酬を税込0.2052%に引き下げました(2018年7月25日より税込0.20412%に再引き下げ)。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド』には、海外ETFを通じて大型株から小型株まで幅広い銘柄をカバーしているという強みがありますが、ライバルもなかなか手ごわそうですね。




おすすめは楽天証券

楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の販売会社はSBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、損保ジャパン日本興亜DC証券(確定拠出年金)、松井証券マネックス証券楽天証券です(リンク先から証券会社の資料請求ができます)。

楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)でも投資信託を購入できます

少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。



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