米国株式は最近好調なNYダウ投信にしぼってもいい?S&P500連動型は直近では先進国株式と同成績?

分散の度合いが低いと値動きが暴れ馬のようになる?
分散の度合いが低いと値動きが暴れ馬のようになる?

先進国株式インデックスファンドを運用の中心にしているのですが、NYダウやS&P500指数に連動する米国株式インデックスファンドも保有しています。

最近、S&P500指数に連動する投信の値動きが先進国株式インデックスファンドとそれほど変わらない気がしていて、米国株式はいっそNYダウにしぼってもいいのか悩んでいます

NYダウ、S&P500、先進国株式、それぞれのファンドの運用実績と特徴を簡単にまとめながら、NYダウ投資の是非について考えてみました。

『iFree NYダウ・インデックス』はまだ運用期間が短いので、比較の対象は下の3つです。

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』(NYダウ)
i-mizuho米国株式インデックス』(S&P500指数)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』(先進国株式)

ファンドの特徴

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』は、ボーイング、ゴールドマン・サックス・グループ、3Mなど米国を代表する主要30銘柄を対象としたダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。

NYダウ採用銘柄 2017年9月末
NYダウ採用銘柄 2017年9月末

i-mizuho米国株式インデックス』は、米国株式市場の時価総額のうち8割近くを占める大型株約500銘柄を対象としたS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く主要先進国の株式を対象にしたMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの国・地域別組入比率
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
国・地域別組入比率 2017年10月末現在

組入上位10銘柄

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン、i-mizuho米国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの組入上位10銘柄
2017年9月末 月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は国・地域別組入比率でアメリカが64.5%を占めることもあり、組入上位10銘柄『i-mizuho米国株式インデックス』と似たような顔ぶれになっていますね。ネスレ(スイス)以外はアメリカ企業です。

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』は組入銘柄が30と少ないこともあり1銘柄当たりの比率が高めです(上位10銘柄の合計は52.6%)。

100万円を投資していた場合、もし上位3銘柄が倒産したら、単純計算で20万8千円の赤字ですね。

同じ条件で『i-mizuho米国株式インデックス』なら8万3千円の赤字、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』なら5万円の赤字です。

まあ、さすがに極端すぎる想定ですが、分散の度合いが低いと1銘柄当たりの影響が大きくなって値動きが荒くなりそうなのは想像できますよね。

ファンドの成績比較

SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン、i-mizuho米国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの成績比較表
2017年10月19日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

過去3年の騰落率では『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』も『i-mizuho米国株式インデックス』も、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』を上回っています。

過去1年の騰落率では『i-mizuho米国株式インデックス』は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と同じような成績に落ち着いています。

まとめ

今は株式市場が好調なので少数精鋭の『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』は他を上回る成績になっていますが、反落した時のことを考えると分散の度合いの低さはやはり気がかりでしょうか。

NYダウは実績のある銘柄で構成されている反面、指数に採用される頃には全盛期は過ぎているのではという懐疑的な見方もあるようです。またNYダウは30銘柄の株価平均を使って算出される仕組みのため、グーグルのように株価の極端に高い銘柄は実績に優れていても採用が難しいなどの欠点も指摘されています。

最近、米国の大型株から成長性の高さが期待される小型株まで幅広くカバーする『楽天・全米株式インデックス・ファンド』という第三の選択肢も登場して、米国株式インデックスファンド選びにますます悩むことになりそうです。

『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の出足の成績をiFree S&P500・NYダウ、SMT米国株配当貴族等と比較

こぼれ話
先進国株式インデックスファンドの代わりに世界経済の中心である米国の株式に集中して投資したいというニーズも根強いようです。

組入銘柄数が30銘柄と少ないNYダウに連動するファンドよりもS&P500指数に連動するファンドのほうが投資先が幅広く分散されていて安心感があるかもしれませんね。

2017年8月31日に設定された『iFree S&P500インデックス』の信託報酬は年率で税抜0.225%と、既存の『i-mizuho米国株式インデックス』(税抜0.57%)の半分以下の水準になっています。

『iFree S&P500インデックス』をNYダウや米国配当貴族等の投信と比較 楽天・全米株式も気になる?

ちなみに2018年から始まる「つみたてNISA」ではS&P500指数は対象指数に選ばれていますがNYダウは対象外です。




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