NYダウ・インデックス投信の運用成績とコスト比較 |
先日、『iFree NYダウ・インデックス』の運用報告書が発行されたので、NYダウに投資するインデックス投信の運用成績と実質コストを比較してみました。
NYダウの構成銘柄
2017年11月10日現在 |
これら企業の株式の時価総額は約664兆円です。
日本を除く先進国の株式(MSCIコクサイ)の時価総額が約3,719兆円(22か国1,327銘柄)ですから、アメリカの主要な30社だけでその2割弱(約18%)を占めていることになりますね(2017年5月末現在)。
iFree NYダウ・インデックスほか成績比較
2017年11月10日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません 太字は期間内で一番成績の良いもの |
購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。
『iFree NYダウ・インデックス』(2016年9月8日設定)は、この中では一番新しい投信です(ほか2つは2013年設定)。
純資産総額が小さいうちは運用が不安定になりがちと聞きますが、過去1年間の騰落率では『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』に譲るものの、過去3~6カ月の騰落率ではライバルを僅差で上回っています。
iFree NYダウ・インデックスほか実質コスト
SMTのみ決算期間が半年であることに注意 項目ごとに少数第3位未満は四捨五入 |
交付運用報告書から抜粋しました。『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』のみ決算期間が1年ではなく半年であることに注意してください。
『iFree NYダウ・インデックス』はその他費用のうち保管費用がややかさんでいますね。資産規模が大きくなれば軽減されるでしょうか。
まとめ
『iFree NYダウ・インデックス』の第1期決算ですが、新規設定で実質コストがかさむのでは、と心配する向きもあったようです。『iFree 新興国株式インデックス』のようにライバルより突出して高コストということもなく、ほっと一安心でしょうか。
NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)は30銘柄と少数精鋭のため良くも悪くも値動きが大きい傾向がありますね。
そのため分散の重視される「つみたてNISA」では対象指数に選ばれておらず、「つみたてNISA」を利用するなら米国株式インデックスファンドでは『iFree S&P500インデックス』が有力な候補になるでしょうか。
直近の成績はS&P500連動型は先進国株式とさほど変わらず、NYダウ連動の『iFree NYダウ・インデックス』はライバルを上回っているので、「つみたてNISA」で投資できないのは惜しいような気もしてしまいますね。
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