『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の出足の成績は?競合する全世界株式投信と比較(SBI、eMAXIS Slim、野村ほか)

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』出足の成績・評価・解説

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※ 記事を更新しました(2019年1月19日)。

2017年9月29日に設定された『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)の出足の成績を競合する全世界株式インデックス投信と比較してみました。

比較の対象は『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』、『全世界株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』、『eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)』、『三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド』、『野村つみたて外国株投信』、『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』です。

旧『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』は『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』に名称が変更されました。


楽天・全世界株式ほか特徴は?

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む全世界の株式市場の動きをとらえることをめざして、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

投資対象指数は先進国や新興国市場を含む48ヵ国の約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の投資対象指数の年間騰落率と代表的な資産クラスと騰落率比較※当ファンドの騰落率は設定から1年未満のため対象指数を用いて算出:2012年10月~2017年7月
投資対象指数の年間騰落率(左)年間騰落率の最大・平均・最小(右)
※当ファンドの騰落率は設定から1年未満のため対象指数を用いて算出
2018年6月29日付交付目論見書4ページより引用

投資対象指数に連動する「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」が実質的な投資先です。

2018年11月末現在、同ETFは日本を含めた世界各国の大型株、中型株、小型株、合わせて8,063銘柄を組み入れています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド 組入上位10ヵ国・地域と組入上位10銘柄
2018年11月末現在(同年12月末月報より)

SBI・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:雪だるま(全世界株式))も、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と同じく「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド 株式ファンドの投資対象ファンドと組入銘柄数
合計5,585銘柄
シュワブは2019年1月18日現在
SPDRは同年1月17日現在

SBI・全世界株式インデックス・ファンド 組入上位10ヵ国・地域と組入上位10銘柄
2018年12月末月報より

全世界株式インデックス・ファンド』と『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』は、日本を含む世界の株式を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は、日本を含む先進国と新興国合せて47ヵ国の大型株と中型株で構成されています。世界の株式市場の時価総額のうち約85%をカバーしています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 組入上位10ヵ国・地域と組入上位10銘柄
2018年12月末月報より

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)』は、日本を含む先進国と新興国の株式市場の値動きに連動した投資成果をめざします。

「TOPIX(東証株価指数)」※1、「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)※2、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)※3を均等に組み合わせた合成指数がベンチマークです。

※1は東証一部上場の全銘柄を対象にした指数、※2と※3は大型株と中型株を対象にした指数です。3つ合せると47ヵ国をカバーしています。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) 組入上位10ヵ国・地域と組入上位10銘柄
2018年12月末月報より

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド』、『野村つみたて外国株投信』、『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』は、日本を除く世界の株式を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は、日本を除く先進国と新興国合せて46ヵ国の大型株と中型株で構成されています。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 組入上位国・地域と組入上位銘柄
2018年12月末月報より

今回取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。


楽天・全世界株式ほか費用

楽天・全世界株式インデックス・ファンド、SBI・全世界株式インデックス・ファンド、全世界株式インデックス・ファンド(SSGA)、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)、三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド、野村つみたて外国株投信、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の費用

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の交付目論見書や請求目論見書が2018年6月29日付で新しくなって、投資対象ファンド(『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』)の経費率の改定が反映されました。

実質的な信託報酬率が年率0.2396%程度(税込)から年率0.2296%程度(税込)へ変更になっています。

全世界株式インデックス・ファンド』のみ購入時手数料(上限は税込2.16%)や解約時の信託財産留保額(0.3%)が設定されています。

投資信託の購入時手数料は販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。


つみたてNISAでは、ETFを除き、投資信託はノーロード(購入時手数料なし)です。

実質コストについては下の記事を参考にしてください。初回の運用報告書では『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の実質コストは0.5%前後と高めに出ています。

実質コストと実績比較『楽天・全世界株式』『野村つみたて外国株投信』『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』

2018年10月5日付で楽天投信投資顧問が「運用報告書「1万口当たりの費用明細」の内容について」という文書を公開し、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』等の費用明細のうち売買委託手数料の金額が相対的に大きめだった理由について解説しています。

ファンドの新規設定に伴う純資産総額の急拡大が一因であり、資産規模が大きくなったことにより割高な状況は徐々に改善されていく見込みだそうです。

その後、1万口当たりの費用明細の途中経過(PDF)が公表されたので、実質コストを再計算してみました。

公表された途中経過から実質コストを再計算『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とどちらが低コスト?


楽天・全世界株式ほか運用実績

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』設定来(2017年9月29日~2019年1月18日)の基準価額の推移は下のグラフの通りです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド設定来の基準価額の推移
基準価額の推移
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

競合する投資信託との騰落率の比較は下記の通りです。同じ全世界株式インデックス投信でも日本を含むもの含まないものがある点に注意してください。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド、SBI・全世界株式インデックス・ファンド、全世界株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)、三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド、野村つみたて外国株投信、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の騰落率
2019年1月18日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(2018月10月31日設定)と主だった投信の実績比較は下の表の通りです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の騰落率
2019年1月18日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

2018年12月末の月次レポートを見ると、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』のベンチマークからのかい離は過去1ヵ月では+0.3%でした。

『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ベンチマークからのかい離が大きめ?ライバルとの差は縮小中

『三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド』は、新興国株式部分が先物のみで構成されているためか、短期だと多少ぶれが目につく時もあるようです。

積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。

株価急落で積立投資の成績は?4資産均等型、8資産均等型、世界経済インデックスファンドを楽天・全世界株式と比較

積立日で成績は変わる?毎月1日、10日、20日の場合を比較『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ほか 投信積立(楽天カード決済)の積立日は毎月1日


まとめ

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の運用実績は設定当初はライバルに対し劣後が目立っていたものの、純資産総額が伸びるにつれて最近は以前より競合との差は縮まっているようです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』をはじめ今回取り上げたファンドは、金融庁が公表している「つみたてNISA対象商品届出一覧」(PDF)に入っています。

日本を含めた全世界の大型株から小型株まで幅広くカバーしている点に魅力を感じるなら、新たにライバルも登場しましたが、「つみたてNISA」では有力な候補の一つになりそうです。




こぼれ話
楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の販売会社はHS証券、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、損保ジャパン日本興亜DC証券(確定拠出年金)、立花証券(ネットトレード ストックハウス)、栃木銀行、フィデリティ証券、松井証券マネックス証券楽天証券です(2019年1月19日現在)。

楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)にもラインナップされています。

楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)でも投資信託を購入できます

少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。



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