米国の株式と債券に分散投資『SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)』米国株式(S&P500)インデックスファンドやバランスファンド(4資産/8資産均等型)と実績比較・評価

2022年12月7日水曜日

8資産均等型 バランス 米国株式

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SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)まるっと米国

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米国の株式と債券を投資対象にした『SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)(愛称:まるっと米国)』の特徴や出足の成績を米国株式インデックスファンドやバランスファンドと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』です。


まるっと米国、スリム米国株式、バランスの特徴

SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)』(SBIアセットマネジメント)は、米国の株式(S&P500)と債券に分散投資します。

投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.0978%~0.0998%程度です(※)。※投資対象ファンド「iシェアーズ・コア S&P500 ETF(IVV)」と「iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)」の信託報酬を含む 2022年3月31日のAGGの経費率改定(0.04% → 0.03%)を反映すると運用管理費用は税込0.0938%程度

SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

2022年11月末現在、ベンチマークの指数はアップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)、アマゾン、バークシャー・ハサウェイなど503銘柄を組み入れています。

運用管理費用(年率)は税込0.0968%以内です。

S&P500指数 組入上位10業種


<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』(ニッセイアセットマネジメント)は、国内外の株式と債券に分散投資します。

運用管理費用(年率)は税込0.154%です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) 資産配分


eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』(三菱UFJ国際投信)は世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。

運用管理費用(年率)は税込0.154%以内です。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 基本投資割合


今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。


まるっと米国、スリム米国株式、バランスの実績(チャートと騰落率)

下のチャートは『SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)』設定来8ヵ月半の期間(2022年3月22日~2022年12月6日)で基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。『SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)』は債券を含む分、米国株式100%よりはマイルドな値動きが期待できそうです。

SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

騰落率の比較は下の表の通りです(2022年12月6日現在)。

直近の天井から底までの下落率は2022年9月13日~同年10月3日(4資産/8資産均等型は~9月28日)の数字、設定来の騰落率は8ヵ月半の数字です。

SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

世界経済の中心である米国は投資対象としても注目を引く国かもしれませんね。

世界の投資家の関心を惹きつける米国の魅力(日興AM)

米国の魅力

ただ、やはりバランスファンドだと国際分散投資という王道が重視されるのか、米国のみを対象にした『SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)』(2022年3月22日設定)の純資産総額の伸びは控えめになっています。今のところ販売会社がSBI証券のみなのもネックでしょうか。

外国債券への投資に関しては今後のリターンやリスクヘッジに期待する意見がある一方、内外株式に加えて外国債券にも投資すると為替リスクの取りすぎが心配という慎重な見方もあります。

米国の利上げ減速でやってくる「外債投資の季節」 金融政策の転換点から逆算する投資タイミング(三井住友DSアセットマネジメント)

米国での利上げペースの減速から金融政策の転換点が視界に入ってくると、遠からず「外債投資の季節」がやってくることになりそうです。また、長期金利の水準やイールドカーブの観点からも、米国債にとって好ましい投資環境が整いつつあるように見受けられます。

足元では急速な利上げ効果の浸透により、世界経済の弱点が浮き彫りになりつつあります。仮に、金融・経済危機に発展するような場合には、米国債投資は有効なリスクヘッジとして機能することも期待できそうです。

なぜ個人のポートフォリオに外国債券が不要なのか?(楽天証券トウシル)

外国為替市場では、通貨の交換比率と金利がセットで取引されているので、高金利の通貨をロング(買い持ち)しても、低金利の通貨をロングしても、母国通貨ベースで期待される利回りは基本的にはどちらが高いとも言えない、という理解が基本である。

この基本的な理解に立つと、「外国債券は、国内債券と比べて期待リターンが高いとは言えないのに、そこそこの大きさの為替リスクがあるので、リスクに対するリターンの割が悪いから持たなくていい」と説明すると、おおよその感じを伝えることができる。

債券で元本割れを避けたいなら個人向け国債や、あるいはネット銀行の定期預金などの選択肢もありますね。


“まるっと米国”WEBセミナー


『SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)』についてだけでなくリスクとリターン、シャープレシオ、アクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率、株価と金利と景気の関係、金利と債券価格など基礎知識のわかりやすい解説も。

いつとは明言されていないものの全世界を対象にしたバランスファンド(まるっと世界)の設定も、ほのめかされていました。



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