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明けましておめでとうございます。NISAの年度は売買の決済をする受渡日ベースなので、2017年12月終盤から、いち早くつみたてNISAをスタートした人もいらっしゃるみたいですね。
証券会社によっては、毎月の積立額を最小限に抑え、ボーナス月に設定した1月に非課税投資枠のほとんどを割り当てることで、つみたてNISAで実質的に一括投資を行えるところもあるようです。
投資慣れしていて運用期間をなるべく長くとりたいなら、それもアリかもしれませんね。実質、年に1度の投資だと、その後の値動きに動揺しない強い精神力も必要そうですが。
つみたてNISAで人気の出そうな投資信託の特徴と実績をライバルと比較しながら簡単にまとめてみました。
取り上げるのは『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』、『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』とその競合ファンドです。
楽天・全世界株式の特徴と実績は？
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む全世界の株式市場の動きをとらえることをめざして、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」（円換算ベース）に連動する投資成果を目標として運用を行います。投資対象指数は先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。
投資対象指数に連動する『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』が実質的な投資先です。
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| 2017年11月末現在 |
ベンチマークが異なるので運用実績の比較は参考程度に見てください。純資産総額は新規設定の投資信託の中では比較的順調に伸びています。
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| 2017年12月29日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
購入時手数料は上限の数字ですが、つみたてNISAではノーロード（購入時手数料なし）です。
・『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』出足の成績は最下位！？競合する全世界株式投信と比較
・『EXE-i つみたてグローバル（中小型含む）株式ファンド』の出足の成績を楽天・全世界株式や野村つみたて外国株等と比較
楽天・全米株式の特徴と実績は？
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の動きをとらえることをめざして、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」（円換算ベース）に連動する投資成果を目標として運用を行います。投資対象指数は米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100％をカバーしています。
投資対象指数に連動する「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」が実質的な投資先です。
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| 2017年11月末現在 |
ベンチマークが異なるので運用実績の比較は参考程度に見てください。純資産総額は先に設定された『iFree S＆P500インデックス』を追い抜くなど順調に伸びています。
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2017年12月29日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません
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・全敗は免れた？『楽天・全米株式インデックス・ファンド』iFreeS＆P500・NYダウ、SMT米国株配当貴族等と成績比較
eMAXIS Slim 先進国株式の特徴と実績は？
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| eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10ヵ国 2017年11月末月報より |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本をのぞく主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」（円換算ベース）に連動する投資成果をめざします。
同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,332銘柄で構成されています（2017年11月末現在）。
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| 組入上位10業種と組入上位10銘柄 2017年11月末月報より |
1年未満の短期の比較では、運用実績は僅差でほぼ横並びです。
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| 2017年12月29日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の2018年1月30日から信託報酬（運用管理費用）を税抜0.1095％に引き下げられます（PDF）。
『＜購入・換金手数料なし＞ニッセイ外国株式インデックスファンド』は2017年11月21日に信託報酬の引き下げが実施されました。
『たわらノーロード 先進国株式』は2017年12月30日付で信託報酬が税抜0.2％に引き下げられました。
・eMAXIS Slim 先進国、国内、新興国株式の組み合わせを楽天やEXE-iつみたて等の全世界株式と比較
eMAXIS Slim バランス（8資産）の特徴と実績は？
『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』は、日本を含む世界の株式、債券、REIT（不動産投資信託証券）に分散投資します。株式37.5％：債券37.5％：REIT25％です。ライバルの『世界経済インデックスファンド』は株式50％：債券50％です。
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| 世界経済インデックスファンドの構成比は2017年8月末現在 |
運用実績は、株式市場が好調なこともあり、8資産均等型より株式比率の高い『世界経済インデックスファンド』のほうが上回っています。
国内REITの不振も『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』の足を引っ張ったのかもしれませんね。
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2017年12月29日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません
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購入時手数料は上限の数字ですが、つみたてNISAではノーロード（購入時手数料なし）です。
・株価が好調すぎて怖いならバランス投信もあり？楽天・全世界株式を世界経済インデックスファンドや8資産均等型と比較
インデックスファンド等の値動き
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| 2017年12月29日現在 |
投信の紹介と資料請求は上のバナーから
「昨年末比騰落率」（2016年末比）を見ると、2017年は新興国株式が思いのほか好調でした。
新興国株式だけでなく新興国債券や新興国リートも、他の地域に比べ堅調ですね。
2018年はどうなるのでしょうか。やはり米国の利上げと北朝鮮情勢に振り回されることになるのかもしれませんね。
5年に1度の共産党大会を終えた中国は経済成長の鈍化に対処できるでしょうか。
順調すぎた2017年の反動で2018年は荒れ模様になりそうな予感もしますが、コツコツと積み立てを続けていければと思います。
NISA口座ほか
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| 2017年12月29日現在 |
「先週末比損益」は8千円強のプラスでした。
2017年12月も『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』（8万円）と『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』（2万円）を積み立てました。
保有している投資信託の主な銘柄は2017年12月末NISA口座の記事の通りです。
個人型確定拠出年金（iDeCo）と特定口座と合算して株式インデックスファンドとバランスファンドの比率が2対1になるように投資していましたが、バランスファンドへの投資を見直し種類の増えすぎた投資信託を少しずつ整理していく予定です。
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| 2017年12月29日現在 NISA、iDeCo、特定口座の合計 |
今週の記事
結局、つみたてNISAは『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の2本立てで行くことになりました。「eMAXIS Slim」シリーズの信託報酬率引き下げのインパクトは大きいですね。
今週の記事
・つみたてNISAの非課税期間は20年間 20年以内に売らないと非課税ではなくなるの？正解は…
・信託報酬0.17％『i-SMT 日経225インデックス（ノーロード）』をニッセイ、たわら、ひふみプラスと比較
・先進国株式インデックス投信と米国株式（S＆P500連動型とNYダウ連動型50％ずつ）の成績比較
・『野村つみたて外国株投信』のリターンとリスクをeMAXIS Slim バランス（8資産均等型）や世界経済インデックスファンドと比較
・信託報酬0.1095％！『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』とニッセイやたわらの実績と実質コスト比較
・2017年12月末NISA口座 先進国株式投信やひふみプラス、世界経済IF（株）、8資産均等型等に投資
・2017年12月末個人型確定拠出年金（iDeCo）と特定口座 ジェイリバイブや米国株投信、世界経済IF等に投資
過去記事の紹介
・もし年末に宝くじを買う代わりに投資信託を10年間、毎年積み立てたら、いくらになる？
・つみたてNISA対象アクティブ投信『フィデリティ・米国優良株・ファンド』を米国や先進国の株式インデックス投信と比較
・積立投資への疑問「コスト（運用管理費用）の差によってどれくらい運用成績が違うものなの？」
・全敗は免れた？『楽天・全米株式インデックス・ファンド』iFreeS＆P500・NYダウ、SMT米国株配当貴族等と成績比較
・『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』出足の成績は最下位！？競合する全世界株式投信と比較
・『EXE-i つみたてグローバル（中小型含む）株式ファンド』の出足の成績を楽天・全世界株式や野村つみたて外国株等と比較
・『楽天・新興国株式インデックス・ファンド』の出足の成績は？EXE-iつみたて、eMAXIS Slim、iTrustと比較
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