宝くじのCMをテレビで目にします。街頭でも行列のできている宝くじ売り場もあるようです。
もし、宝くじを買う代わりに投資信託(先進国株式インデックスファンド)を10年間、毎年積み立てたら一体いくらになるのか試算してみました。
冗談半分のお話なので、あまり本気にして怒らないでくださいね。
宝くじを買うと
日本宝くじ協会の令和元年9月付の第15回宝くじに関する世論調査(PDF)によると、最近1年間の宝くじの平均購入総額は非購入者を含む全体で10,120円、購入者ベースでは24,880円でした。仮に宝くじを毎年2万5千円ずつ10年間買い続けたとすると、累計で25万円分購入したことになります。毎年1万円なら累計で10万円ですね。
宝くじ公式サイトの収益金の使い道と社会貢献広報によると、宝くじの売上金額に対して当選金として当選者に支払われるのは46.5%です。
宝くじの売上(8,046億円)の振り分け 平成30年(2018年)度 |
この比率に従うなら、宝くじを25万円購入すると当選金として戻ってくるのは116,250円(10万円購入なら46,500円)です。
ちなみに高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修など公益事業(収益金充当事業)一覧はこちら。
投資信託を買うと
宝くじの代わりに投資信託を10年間にわたって毎年2万5千円ずつ累計25万円分購入したとすると、現在の評価額はいくらになるでしょう?『eMAXIS 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)を2009年12月から毎年購入したと仮定して、2019年12月27日現在の評価額を計算してみました。
上記の投資信託には購入時や解約時の手数料はありません。運用管理費用は年率で税抜0.6%以内です。
先進国株式(MSCIコクサイ・インデックス) 業種別構成比と国・地域別構成比 2019年11月末現在 |
下の表は2019年12月27日時点の基準価額をもとに各年の損益や通算成績を試算したものです。
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
各年の基準価額は毎年12月の2営業日目の数字です(売買が成立する約定日が申込受付日の翌営業日のため)。
25万円の投資額に対して、2019年12月27日現在の投資信託(先進国株式インデックスファンド)の評価額は454,388円(+81.76%)です。含み益は204,388円になります。
運用益に対して約2割(20.315%)の税金がかかりますが、NISA(少額投資非課税制度)を利用すれば非課税になりますし、最近はもっと手数料の安い投資信託もあります。
・信託報酬0.0965%に!スリム先進国株式を楽天・全米株式/全世界株式と比較
宝くじと投資信託 まとめ
宝くじの場合、10年間で25万円の購入代金に対して、手元に戻ってくるのは116,250円(10万円購入なら46,500円)です。投資信託の場合は10年間で25万円の投資額に対して、現在の評価額は454,388円(10万円購入なら評価額は181,755円)ですから、宝くじと投資信託の差額は338,138円になります(10万円購入なら差額は135,255円)。
投資信託の評価額はリーマン・ショック後の世界的な金融緩和策の恩恵も大きく、過去の実績は将来の運用成績を保証するものではない点に注意してください。
宝くじは夢を買うものですから、まじめに計算したところで野暮というものでしょうね。お粗末様でした、ごめんなさい。
こぼれ話
楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)で投資信託を購入できます。少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。
NISA(少額投資非課税制度)では運用益が非課税になります。
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