フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルなどハイテク株の精鋭が牙をむく?『iFreeNEXT FANG+インデックス』米国株式および先進国株式インデックスファンドと実績比較・評価

2019年12月29日日曜日

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『iFreeNEXT FANG+インデックス』米国株式および先進国株式インデックスファンドと実績比較・評価・解説

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次世代テクノロジーの旗手となる著名企業を投資対象にした『iFreeNEXT FANG+インデックス』の特徴や運用実績を一般的な米国株式インデックスファンドや先進国株式インデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。




iFreeNEXT FANG+ほか米国株式と先進国株式の特徴

iFreeNEXT FANG+インデックス』(大和投資信託)は、「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数はフェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています。

四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。2018年10月24日に証券投資信託約款が変更されて信託期間は無期限になりました。

運用管理費用(年率)は税込0.7755%です。

iFreeNEXT FANG+インデックス 業種別構成比(コミュニケーション・サービス、一般消費財・サービス、情報技術)と組入上位10銘柄(テスラ、エヌビディア、アップルほか)
2019年11月末月報より

楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

運用管理費用(年率)は税込0.162%程度です。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI) 業種別構成比(テクノロジー、金融、消費者サービスほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムほか)
2019年10月末現在(同年11月末月報より)

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

運用管理費用(年率)は税込0.10615%以内です。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10業種(ソフトウェア・サービス、医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス、銀行ほか)と組入上位10銘柄(アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムほか)
2019年11月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 国・地域別構成比(アメリカ、イギリス、フランスほか)
国・地域別構成比
2019年11月末月報より

今回、取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間は、すべて無期限です。


iFreeNEXT FANG+ほか米国株式と先進国株式の運用実績

下のチャートは『iFreeNEXT FANG+インデックス』設定来1年11ヵ月弱の期間(2018年1月31日~2019年12月27日)で基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

iFreeNEXT FANG+インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2018年1月31日~2019年12月27日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月27日現在)。

下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字、設定来騰落率は1年11ヵ月弱の数字です。

iFreeNEXT FANG+インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年12月27日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

米中貿易戦争の逆風にさらされた『iFreeNEXT FANG+インデックス』の値動きの激しさには驚かされますが、ハイテク株の成長性の高さは魅力的ですよね。

FANG指数に割高シグナル(日本経済新聞)※要会員登録

ただ、ここのところの急回復でハイテク株には過熱感も出てきているようです。貿易摩擦が再燃したりすると一気に反落することもあり得るかもしれませんね。

勝者は中国の可能性 米中通商合意(ピクテ投信投資顧問)

通常のインデックスファンドにも主要なハイテク株は組み入れられていますから、リスク許容度が高くないのであれば分散されたポートフォリオを維持すべきなのでしょうね。




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