つみたてNISA対象の『eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）』、『eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本）』、『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』、『世界経済インデックスファンド』の特徴や運用実績、リターン・リスク水準を比較してみました。
つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。詳細については金融庁のWEBサイトで解説されています。
全世界株式、8資産均等型、世界経済インデックスファンドの特徴
全世界株式インデックスファンド
『eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）』（三菱UFJ国際投信）は日本を含む世界の株式に投資します。投資信託を保有中の運用管理費用（年率）は税抜0.104％以内です。
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| 2020年1月末現在 |
『eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本）』（三菱UFJ国際投信）は日本を除く世界の株式に投資します。
運用管理費用（年率）は税抜0.104％以内です。
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| 2020年1月末現在 |
バランスファンド
『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』（三菱UFJ国際投信）は日本を含む世界の株式、債券、REIT（不動産投資信託証券）に分散投資します。運用管理費用（年率）は税抜0.140％以内です。
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| 基本投資割合 |
『世界経済インデックスファンド』（SMTAM）は日本を含む世界の株式と債券に分散投資します。
各地域のGDPシェアの変化に応じて、原則として年1回地域別構成比の見直しを行う場合があります。
運用管理費用（年率）は税抜0.500％です。換金時の信託財産留保額（0.1％）が設定されています。
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| 2019年12月末現在 |
今回、取り上げた投資信託は、原則として外貨建資産の為替ヘッジは行いません。信託期間は、すべて無期限です。
全世界株式、8資産均等型、世界経済インデックスファンドの成績
基準価額の推移（チャート）
下記のチャートは、後発の『eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）』設定来1年4ヵ月弱の期間で基準価額の推移（2018年10月31日～2020年2月19日）を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
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| 基準価額の推移 2018年10月31日～2020年2月19日 過去の実績は将来を保証するものではありません |
基準価額の騰落率
騰落率の比較は下の表の通りです（2020年2月19日現在）。調整局面の下落率は2018年11月8日～同年12月25日の数字、設定来騰落率は1年4ヵ月弱の数字です。
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| 2020年2月19日現在 過去の実績は将来を保証するものではありません |
全世界株式インデックスファンドも世界の株式に幅広く分散していますが、債券を含むバランスファンドのほうがやはり値動きが控えめですね。
ポートフォリオ別リターン・リスク水準（年率）
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| 過去の実績は将来を保証するものではありません 野村AM「投信アシスト」より |
世界的な金融危機であるリーマン・ショックを含む上記の期間（2003年3月31日～2020年1月31日）では、全世界株式よりも債券あるいはREITにも分散しているポートフォリオのほうがリスクに対するリターンが優れ運用効率が良かったようです。
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| ○は年間リターンの平均値 過去のデータは将来を保証するものではありません 野村AM「投信アシスト」より |
リーマン・ショックを含む2003年3月31日から2020年1月31日までの任意の連続１年間で騰落率のうち最大の騰落率を「最大上昇時」、同じく最小の騰落率を「最大下落時」としています。○は年間リターンの平均値です。
金融危機のような深刻な事態が起きると、複数の資産に分散していても大きな下落は避けられません。
ただ、ある程度まとまった金額を運用している場合、55％下落するのと40％下落するのとでは損失額がだいぶ異なりますよね。1,000万円を運用していたら150万円の違いです。
運用している金額がふくらんできたら、徐々に保守的なポートフォリオに切り替えていくことを検討すべきでしょうね。
全世界株式と国内債券の組み合わせについては下の記事を参考にしてください。
・【インデックス投資】全世界株式に国内債券を組み合わせてリスクを低減 全世界株式70～30％：国内債券30～70％で実績を比較・評価
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