新大統領が米国一人勝ちをめざすなら米国株に投資すべき?米国株式インデックスファンドの定番は?

2016年11月12日土曜日

配当貴族 米国株式

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自由の女神
トランプ新大統領はアメリカの一人勝ちをめざす?

※ 記事のデータを更新しました(2017年11月15日)。

アメリカの一人勝ちになる?

Make America Great Again(アメリカを再び偉大な国にしよう)――もともとは1980年のアメリカの大統領選でロナルド・レーガンが使っていたのが最初で、ドナルド・トランプが2016年の大統領選で踏襲して広めたらしいです。

トランプ新大統領が国益を優先してアメリカの一人勝ちを目指すなら、やはりおひざ元のアメリカ企業に投資すべきでしょうか?

保護主義が行き過ぎるならアメリカのグローバル企業にとってもマイナスかもしれないという心配はあります。

そうした懸念の一方で、勝利宣言演説でインフラの再建に言及したことから財政出動に積極的とみられてアメリカの長期金利が上昇したり株高となった結果、新興国などから投資資金が流出してドル資産に引き寄せられているというニュースもあります。

またアメリカ企業が海外に滞留させている利益を本国に戻すよう税制面で後押しする動きも見られます。

アメリカの代表的な企業にまとめて投資するという手も

一口にアメリカ企業といってもたくさんの会社があり個々の企業の株式に直接投資するのは敷居が高いと感じるなら、アメリカの代表的な企業にまとめて投資できる米国株式ファンドを利用するという手もあります。

NYダウ(ダウ工業株30種平均株価)やS&P500といった指数に連動するインデックスファンドなら比較的低コストで少額(1万円 ※ネット証券の一部では100円)から投資できます。

NYダウアメリカの代表的な企業30社(アップル、ウォルトディズニー、コカ・コーラなど)の株で構成されているのに対し、S&P500はより幅広くアメリカ株式市場の時価総額の約80%を占める大型株約500銘柄で構成されています。

米国株式インデックスファンド比較

下の表は、米国株式に投資するインデックスファンドのベンチマーク(どの指数に連動するのか)、信託報酬(ファンドを持っている間、継続的にかかる運用管理費用)、純資産総額(ファンドの規模。小さいと諸経費がかさみがち。資金が集まらないと繰上償還も)、期間別の基準価額の騰落率等について比較したものです。

eMAXIS NYダウインデックス、SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン、iFree NYダウ・インデックス、たわらノーロード NYダウ、i-mizuho米国株式インデックス、iFree S&P500インデックス、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族、楽天・全米株式インデックス・ファンド比較表
2017年11月14日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

信託財産留保額は投資信託の解約時に基準価額から差し引かれます。解約者自身に解約時に発生する諸経費を負担してもらうための費用です。

まとめ

運用期間が比較的長く実績があるのは『eMAXIS NYダウインデックス』、『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』、『i-mizuho米国株式インデックス』の3つです。

信託報酬が頭ひとつ抜けて低廉なのは『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。比較的低コストなのは『iFree NYダウ・インデックス』と『たわらノーロード NYダウ』、『iFree S&P500インデックス』です。

銘柄数が多く分散が効いているのは米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%(約3,600銘柄)をカバーしている『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。次いで『i-mizuho米国株式インデックス』と『iFree S&P500インデックス』ですね。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』と『Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族』はS&P500指数の構成銘柄のうち25年以上連続して増配している銘柄を対象にしていて、2017年10月末の月報によると52銘柄が組み入れられています。




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