予想外?『SMT 米国株配当貴族』と『SMT 日本株配当貴族』設定日に投資してリターンが高かったのは?S&P500指数やTOPIX連動型インデックスファンドとも比較

2017年6月15日木曜日

国内株式 配当貴族 米国株式

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※ 記事を更新しました(2018年6月15日)。

2016年8月30日に三井住友トラスト・アセットマネジメントのSMTインデックスシリーズに『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』と『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』が設定されました。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』が25年以上連続して増配している銘柄を対象としているのに対し、『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』は10年以上にわたり毎年増配しているか、または安定した配当を維持している銘柄を対象としていて、日本株配当貴族のほうが条件がゆるめです。

はたして、これまでの運用実績では、どちらのほうがリターンが高かったでしょうか

それぞれの成績をS&P500指数連動型の米国株式インデックスファンドやTOPIX連動型の国内株式インデックスファンドとも比較してみました。


SMT 米国株配当貴族ほか特徴

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は、25年以上連続して増配している銘柄を対象とした「S&P500配当貴族指数」(円換算ベース・為替ヘッジなし)に連動する投資成果をめざします。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年5月末月報より

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース・為替ヘッジなし)に連動する投資成果をめざします。

同ファンドは「iShares Core S&P 500 ETF」を主要投資対象としています。

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年5月末月報より

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』は、「TOPIX(東証株価指数)」の構成銘柄のうち、10年以上にわたり毎年増配しているか、または安定した配当を維持している銘柄を対象にした「S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)」に連動する投資成果をめざします。

SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年5月末月報より

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド』は、東京証券取引所の第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」の値動きに連動する投資成果をめざします。

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年5月末月報より

今回取り上げた投資信託の信託期間は、すべて無期限です。


SMT 米国株配当貴族ほか費用

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドの費用


SMT 米国株配当貴族ほか運用実績

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドの運用実績
2018年6月14日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

設定来(2016年8月30日~2018年6月14日)の騰落率は『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』が+25.08%なのに対し、『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』は+42.18%と、『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』の圧勝でした。

2016年は相場が荒れ模様だったこともあり、設定来では『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』も大きくプラスになっていますが、S&P500指数連動型の米国株式インデックスファンドに比べると見劣りします。


まとめ

設定来の成績では、銘柄を選別する基準のゆるい『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』のほうが、条件の厳しい『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』よりも、むしろ高リターンでした。

設定前に米国では配当貴族銘柄がすでに人気化して買われすぎていたことも理由の一つでしょうか。

純資産総額(2018年6月14日現在)も『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』(26.49億円)のほうが、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』(6.38億円)よりも大きく伸びています。


こぼれ話
後発の『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』(Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族)のほうが運用管理費用は年率で税抜0.50%と、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』(同0.55%)よりも低廉です。

ただし、0.1%の信託財産留保額が設定されています。

『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』の純資産総額は34億円に達しています。






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