JPX日経400やJPX日経中小型、JAPANクオリティ150は日経225やTOPIXより好成績?

2017年6月14日水曜日

国内株式

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富士山写真

※ 記事を更新しました(2018年4月23日)。

国内株式インデックスファンドでよく目にするのは日経225TOPIXですよね。

その他にもJPX日経400JPX日経中小型JAPANクオリティ150という指数に対応した投資信託もあります。

これらの指数に投資する投資信託の特徴と実際の運用成績を簡単にまとめてみました。

ファンドの特徴

eMAXIS 日経225インデックス』は、日経平均株価(日経225)と連動する投資成果をめざして運用を行います。

日経225は日本経済新聞社が発表している株価指数で、東京証券取引所の第一部に上場されている銘柄のうち取引が活発で流動性の高い株式市場を代表する225銘柄を対象にしています。

eMAXIS TOPIXインデックス』は、東証株価指数(TOPIX)と連動する投資成果をめざして運用を行います。

TOPIXは東京証券取引所の第一部に上場されている全銘柄を対象にした株価指数です。

eMAXIS 日経225インデックスとeMAXIS TOPIXインデックスの組入上位10銘柄
2018年3月末現在

eMAXIS JPX日経400インデックス』は、JPX日経インデックス400に連動する投資成果をめざして運用を行います。

JPX日経インデックス400は東京証券取引所の第一部、第二部、マザーズ、JASDAQから時価総額、売買代金、ROE(※)等を基に原則400銘柄を選定し算出される株価指数です。

※ ROEとは自己資本利益率のことで企業の収益力を表します。

eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は、JPX 日経中小型株指数に連動する投資成果をめざして運用を行います。

JPX 日経中小型株指数は東京証券取引所の第一部、第二部、マザーズ、JASDAQから時価総額、売買代金、ROE等を基に原則200銘柄を選定し算出される株価指数です。

時価総額上位20%の大型株式を除外しています。

eMAXIS JPX日経400インデックスとeMAXIS JPX日経中小型インデックスの組入上位10銘柄
2018年3月末現在

eMAXIS JAPAN クオリティ150インデックス』は、iSTOXX MUTB JAPAN クオリティ150インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行います。

JAPAN クオリティ150インデックスは東京証券取引所上場の全銘柄を時価総額、流動性により選別した中から、さらに高ROEの継続性(財務健全性、キャッシュフロー収益性、利益安定性)を評価した150銘柄を選定し算出される株価指数です。

eMAXIS JAPAN クオリティ150インデックスの組入上位10銘柄
2018年3月末現在

ファンドの成績

eMAXIS 日経225インデックス、eMAXIS TOPIXインデックス、eMAXIS JPX日経400インデックス、eMAXIS JPX日経中小型インデックス、eMAXIS JAPAN クオリティ150インデックス成績表
2018年4月20日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

過去1年、過去2年の騰落率では下記のような成績順でした。

JAPANクオリティ150 > 日経225 > TOPIX > JPX日経400

eMAXIS JPX日経中小型インデックス』(2017年6月12日設定)は運用開始から日が浅いものの、上記の期間では、ほかの投資信託を上回っています。

まとめ

eMAXIS JPX日経400インデックス』は収益力のある企業の株式を選別しているはずなのに、東証一部上場の全銘柄を対象にした『eMAXIS TOPIXインデックス』に運用成績で見劣りしているのは残念ですね。

2015年11月6日に設定された『eMAXIS JAPAN クオリティ150インデックス』は運用を開始してしばらくはチャイナショックやイギリスEU離脱騒動などでさえない成績でした。過去1年、過去2年の騰落率では盛り返していますね。

中小型株に焦点を当てた『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は過去6カ月の騰落率では最も好成績でした。本当の実力を知るには、もう少し長く見守る必要があるでしょうか。




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