※ 記事を更新しました(2018年5月23日)。
高成長の期待できる新興企業に投資するという『MHAM新興成長株オープン』(愛称:J-フロンティア)の特徴と運用成績を、競合する投資信託と比較しながら簡単にまとめてみました。
比較の対象は『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』、『ひふみプラス』、『三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド』です。
MHAM新興成長株オープンほか特徴
MHAM新興成長株オープン 2017年11月25日付交付目論見書1ページより引用 |
『MHAM新興成長株オープン』は、高成長が期待できる「新興企業」の株式を中心に投資します 。取得時において創業25年以下または上場後10年以下の企業を目安とします。
中・長期的にTOPIX(東証株価指数)を上回る運用成果をめざします。
『三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド』は、東証一部上場の全銘柄を対象にしたTOPIX(東証株価指数)に連動する投資成果をめざします。
2018年4月末月報より |
『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』は、株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に投資します。
『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に投資します。直販のひふみ投信と同じマザーファンドを通じて運用されています。
国内だけでなく海外の企業にも投資先を広げています。外貨建資産は原則として為替ヘッジは行いません。
ジェイリバイブは2018年5月18日付週報より ひふみプラスは2018年4月末月報より |
今回取り上げる投資信託の信託期間はすべて無期限です。
MHAM新興成長株オープンほか成績比較
2018年5月22日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
騰落率は分配金(税引前)を再投資したものとして計算しています。
『MHAM新興成長株オープン』はアクティブ運用で銘柄を調査・分析している分コストは高めですが、運用実績は上記の期間ではインデックスファンドを大きく上回っています。
購入時手数料は上限の数字で、ネット証券など無料の場合もあります。
『ひふみプラス』は純資産総額に応じて一定額を超えた分について信託報酬(運用管理費用)の料率が下がる仕組みになっています。500億円を超える部分は税抜0.88%、1,000億円を超える部分は税抜0.78%に下がります。
まとめ
MHAM新興成長株オープン 2018年4月末月報1ページより引用 |
最近でこそ非常に好調な成績の『MHAM新興成長株オープン』(青)ですが、設定当初はベンチマークであるTOPIX(薄緑)を下回って低迷していました。基準価額が1万円割れしていた期間も結構あるようです。
今からまとまった金額を投資するのはさすがに怖い気もしてしまいますね。その一方で、少子高齢化で悲観されがちな国内企業の中にも高成長の企業が存在するというのは、多少なりとも勇気づけられる面もあるでしょうか。
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