※ 記事を更新しました(2018年5月15日)。
一層の低コスト化が進むインデックスファンドのうち、先進国株式インデックスファンドについて運用成績を比較してみました。
比較の対象は『EXE-i 先進国株式ファンド』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『たわらノーロード 先進国株式』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の4つです(設定の古い順)。
先進国株式インデックスファンドの特徴
『EXE-i 先進国株式ファンド』は一般的な「MSCIコクサイ・インデックス」ではなく、「FTSEカイガイ・インデックス」(円換算ベース)を参考指標にしています。米国(60%)、欧州(30%)、アジア・太平洋(除く日本)(10%)、それぞれの地域を対象にしたETFに投資しています。3つのETFを通じて3,634銘柄に投資しています(2017年3月末及び4月末現在)。
他の3つのファンドに比べ、米国への投資比率がやや低く韓国が投資対象に含まれるなどの違いがあります。米国と欧州については小型株もカバーしています。
2018年4月末月報より |
国・地域別構成比 2018年4月末月報より |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『たわらノーロード 先進国株式』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動した投資成果をめざしています。
同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国の大型株と中型株で構成されています。
2018年3月末月報より |
国・地域別構成比 2018年3月末月報より |
今回取り上げるファンドは原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は、すべて無期限です。
先進国株式インデックスファンド成績比較
2018年5月14日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
上記の期間では、『EXE-i 先進国株式ファンド』の運用実績が僅差で競合する投資信託を上回っています。
まとめ
運用成績はいずれも僅差で期間の取り方によって逆転されている投資信託もあります。『EXE-i 先進国株式ファンド』は、超低コストなインデックスファンドが登場して、最近はやや影が薄い印象ですが、運用成績の面ではライバルに見劣りしていないようです。
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は2018年1月30日に信託報酬率の大幅な引き下げ(税抜0.189%→税抜0.1095%)を行いました。最低水準の運用コストをめざすとうたい、実践していることから純資産総額も順調に伸びています。
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