※ 記事を更新しました(2018年4月25日)。
2018年1月10日より『DCニッセイ外国株式インデックス』の信託報酬(運用管理費用)が年率で税込0.2268%(税抜0.210%)から税込0.20412%(税抜0.189%)に引き下げられました(PDF)。
同ファンドと同じくSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)でラインナップされている『EXE-i 先進国株式ファンド』や『iFree NYダウ・インデックス』と特徴や運用成績を比較してみました。
他社のiDeCoで投資可能な『たわらノーロード 先進国株式』(楽天証券)や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(マネックス証券)とも比べてみました。
DCニッセイ外国株式ほか特徴
組入上位5ヵ国 2018年3月末現在 |
『DCニッセイ外国株式インデックス』ほか一般的な先進国株式インデックスファンドのベンチマークは、「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算)です。
同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,328銘柄で構成されています(2017年3月末現在)。
2018年3月末現在 |
『EXE-i 先進国株式ファンド』の参考指標は「FTSE カイガイ・インデックス」(円換算)ですが、参考指標に対して一定の運用成果をめざすものではなく、かい離する場合があります。
米国、欧州、アジア・太平洋(除く日本・含む韓国)それぞれの地域を対象にした3つのETFに投資しています。ETFを通じて3,634銘柄に投資しています(2017年3月末及び4月末現在)。
2018年3月末現在 |
『iFree NYダウ・インデックス』は、米国を代表する主要30銘柄を対象とした「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年3月末現在 |
今回取り上げる投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。
DCニッセイ外国株式ほか成績比較
2018年4月24日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
指数の異なる『EXE-i 先進国株式ファンド』をのぞき、『DCニッセイ外国株式インデックス』ほか先進国株式インデックスファンドはほぼ横並びの成績ですね。
『たわらノーロード 先進国株式』は、2017年12月30日に信託報酬の引き下げが実施されました(PDF)。『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』も、2018年1月30日に信託報酬の引き下げが行われています(PDF)。
上記の期間では『iFree NYダウ・インデックス』は先進国株式インデックスファンドよりも好調でした。
まとめ
『DCニッセイ外国株式インデックス』は信託報酬の引き下げで、遅ればせながら『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と同水準になります。DCファンドなのに信託報酬が一般販売のファンドに逆転されたまま放置されてしまうのかと危惧していましたが、ようやく追いつきました。
ただし、その後、大幅な引き下げを行った『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』には水をあけられています。
SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)では『iFree NYダウ・インデックス』のほかにも『ひふみ年金』や『SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>』といった人気ファンドをそろえています。
楽天証券は2017年12月23日より『楽天・全世界株インデックス・ファンド』と『楽天・全米株インデックス・ファンド』をiDeCoにもラインアップしました。
マネックス証券のiDeCoでは業界最低水準の運用コストをめざすことをうたった「eMAXIS Slim」シリーズを取り扱っています。
iDeCoは商品ラインナップが金融機関によって異なるので事前に確認が必要です。
SBI証券のiDeCoは豊富な品ぞろえが特長でしたが、改正DC法により商品数に35本という上限が設定されることになったので、今後の動向が気になります。
こぼれ話
下の表は交付運用報告書から1万口当たりの費用明細を抜粋したものです。
『DCニッセイ外国株式インデックス』は有価証券取引税とその他費用(保管費用など)がかさんでいる印象です。
『EXE-i 先進国株式ファンド』が組入れている海外ETFの信託報酬(年率)は0.07%です(実質コストは0.358%)。
関連記事
・SBI証券iDeCo「先進国株式インデックスファンド」比較 ニッセイ、EXE-i、iFree NYダウほか
・eMAXIS Slim 先進国株式をSBI証券のiDeCoで投資可能なDCニッセイ外国株式、EXE-i 先進国株式、iFree NYダウと比較
・信託報酬引き下げ!『DCニッセイ日経225インデックスファンドA』をひふみ年金やジェイリバイブ<DC年金>等と比較
・先進国株式インデックス投信と米国株式(S&P500連動型とNYダウ連動型50%ずつ)の成績比較
・『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』の出足の成績を楽天・全世界株式や野村つみたて外国株等と比較
・NISA iDeCo シンプルに投資信託一本で行くなら 先進国株式インデックス投信で攻める?
【楽天Kobo】お金は寝かせて増やしなさい【電子書籍】[ 水瀬ケンイチ ]
【Amazon Kindle】貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方【電子書籍】[ 竹川美奈子 ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ集
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ集
ブログ村 資産運用(投資)
資産運用(投資)が話題のブログ集
NISA 人気ブログランキング
NISAが話題のブログ人気ランキング
0 件のコメント:
コメントを投稿