最近、積み立てを始めた投資信託「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」がどちらも若干の赤字になっています。
アメリカの株価が最高値を更新していますが、高値圏からの積み立てなので為替相場が多少円高にふれるとすぐ損益が赤字になってしまいますね。昔、投資を始めたばかりの頃も円高で赤字になっていたのを思い出したりしました。
NISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)など投資環境が整備されてきましたが、思い切って投資を始めたのに最初から赤字だと嫌になってしまう人もいるかもしれないですね。あるいは、もうそろそろ天井が近いのかなと思うと積み立てを続けるべきか否か悩ましいかもしれませんね。
eMAXIS Slimの成績は?
2017年6月12日現在 |
積み立てた時の成績ではなく、投資信託自体の基準価額の騰落率は上の表のような感じです。直近はどちらも若干の赤字です。
eMAXISを1月から積み立てた成績は?
「eMAXIS Slim」シリーズはまだ運用が始まったばかりなので、代わりに「eMAXIS」シリーズを今年の1月から積み立てた場合の成績を確認してみました。
通算成績は黒字ですが、基準価額を見るとバランスファンドも毎月上下に結構動いていることがわかりますね。あまり目先の基準価額に一喜一憂しても疲れてしまいそうです。
まとめ
いくら低コストで分散投資のなされた投資信託でも買値が高いと無力のように思えますよね。特に積み立てを始めたばかりの頃に今のように株価が最高値を更新していると悩んでしまうかもしれませんね。では暴落するまで待てばいいのかというと、去年のチャイナショックやイギリスのEU離脱騒動の頃に本当に投資できたでしょうか。赤字続きの下落中に、さらにまとまったお金を投じるのは難しいですよね。
もし、長期で積立投資を続けるつもりであれば1年で12回、20年で240回、30年で360回、投資のチャンスがあります。世界経済が成長を続けるなら高値づかみの期間があっても逆に暴落した期間があっても30年先から振り返るなら、それもほんの小さな山や谷に過ぎないかもしれませんよね。
時間を味方につけるなら、もうちょっと楽観的でもいいのではないかと。
こぼれ話
金融庁の「平成29年度税制改正要望項目」(PDF)の6ページ「積立NISA創設」に「国内外の株式・債券に分散投資した場合の収益率の分布」が載っています。
出典:平成29年度税制改正要望項目(金融庁) http://www.fsa.go.jp/news/28/sonota/20160831-3/01.pdf |
20年の保有期間で投資収益率2~8%(年率)だそうです。100万円が20年後に185万円~321万円になるイメージですね。
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