※ 記事を更新しました(2018年5月14日)。
NISA(一般NISA)で毎年年初に一括投資した時の先進国株式と新興国株式の成績を確認してみました。
対象はインデックス投信の『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『eMAXIS 新興国株式インデックス』です。
先進国株式と新興国株式のインデックスファンドの特徴は?
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本をのぞく先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動した投資成果をめざします。購入時と換金時の手数料、信託財産留保額はありません。ファンドを保有している間、継続的にかかる運用管理費用(信託報酬)は年率で税抜0.189%(税込0.20412%)です。
2018年3月末月報より |
『eMAXIS 新興国株式インデックス』は、新興国の株式市場を対象にした「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動した投資成果をめざすファンドです。
購入時手数料はありません。換金時に信託財産留保額として基準価額から0.3%差し引かれます。ファンドを保有している間、継続的にかかる運用管理費用(信託報酬)は年率で税抜0.6%(税込0.648%)です。
2018年4月末月報より |
先進国株式と新興国株式のインデックスファンドの成績は?
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
各年度の基準価額は、売買が成立する約定日が申込受付日翌日なので、その年の最初の営業日の翌営業日の数字です。
毎年、NISAの非課税投資枠いっぱいに一括で投資していると仮定して、通算成績を計算する特定の日の基準価額をもとにそれぞれの年度の損益を算出しています。
2016年にNISAの非課税投資枠が100万円から120万円に拡大されたことが新興国株式に追い風になったことも否めませんが、通算成績では先進国(外国)株式を上回っています。
上記の期間では、新興国株式のほうが、先進国株式より15万7千円弱、含み益が大きくなっています。
まとめ
新興国株式に全力投資はさすがに非現実的ですが、2016年、2017年と先進国株式を大幅に上回る成績だったことを考慮すると、先進国と新興国の間にも一定の分散効果はありそうに思えます。新興国を完全に無視してしまうのは機会損失になりそうです。
もっとも米国の長期金利の上昇にともない、2018年は新興国株式のほうが落ち込みを大きくなっているので、しばらくは逆に先進国株式が優勢になるかもしれませんね。
・米国の長期金利の上昇で新興国資産の値下がりが心配?eMAXIS Slim 新興国株式を先進国株式、国内株式、バランス(8資産均等型)と比較
それでも、サムスンやアリババ、テンセントなど新興国からも世界的に著名な企業が登場している昨今、更なる新興企業の登場に期待して新興国株式に投資しておく意義はあるのかなと。
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