『SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン』の特徴と成績をSMT アジア新興国株式やeMAXIS Slim 新興国株式等と比較

2018年3月29日木曜日

新興国株式

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SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープンの特徴と実績は?(台湾)

※ 記事を更新しました(2018年6月13日)。

2018年2月20日に設定された『SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン』(三井住友トラスト・アセットマネジメント)の出足の成績を競合する新興国株式投信と比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS 日経アジア300インベスタブル・インデックス』、『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』です。

新興国株式投信の特徴は?

SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン』と『eMAXIS 日経アジア300インベスタブル・インデックス』は、「日経アジア300インベスタブル指数」(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数の投資対象は、中国(A株を除く)、香港、台湾、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、インドの10ヵ国・地域の300銘柄です(2017年12月8日現在)。

SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』は、「MSCI エマージング・マーケット・アジア・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数の投資対象は、中国、韓国、台湾、インド、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パキスタンの9ヵ国の561銘柄です(2017年11月末現在)。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数の投資対象は、アジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の24ヵ国の845銘柄です(2018年5月末現在)。

SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン、eMAXIS 日経アジア300インベスタブル・インデックス、SMT アジア新興国株式インデックス・オープン、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの組入上位10ヵ国・地域、組入れ上位10業種
2018年5月末月報より

『SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン』の組入国の3位が米国なのは、「ISHARES MSCI SOUTH KOREA ETF」や「ISHARES MSCI INDIA ETF」など米国のETFを複数組み入れているためです。

『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』も米国のETFを組み入れています。

今回取り上げた投資信託は、為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。

新興国株式投信の信託報酬(運用管理費用)等

SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン、eMAXIS 日経アジア300インベスタブル・インデックス、SMT アジア新興国株式インデックス・オープン、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの費用

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

新興国株式投信の成績比較

2018年6月12日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン』(2018年2月20日設定)は運用開始から日が浅く、比較できる期間がまだ短いことに留意してください。

設定直後の2018年2月末の月次レポートでは、2018年2月28日時点でベンチマークからのかい離は-1.41%と大きめでした。

2018年5月末の月次レポートでは、過去1ヵ月のベンチマークからのかい離は-0.02%となっています。

まとめ

SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン』は、新興国の中でも経済成長著しいアジア諸国への投資を厚くしたい場合には興味深い投資信託ですよね。

日本の近隣諸国で構成され身近で親しみを持ちやすく、政治や経済の情報が比較的入手しやすいのは利点でしょうか。

その一方で地域分散という観点からは、中南米、中東・アフリカ、欧州も含む一般的な新興国株式インデックスファンドのほうが優れているでしょうね。

SMT 日経アジア300インベスタブルインデックス・オープン』は、最近の低コスト化の進んだインデックスファンドに比べると信託報酬(運用管理費用)がやや割高なのと、純資産総額がまだ小さいのが気になります






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