楽天カード決済によるポイント還元(1%)を目当てに、つみたてNISAを来年からは楽天証券に移そうかと思っています。
・楽天証券で投信積立の楽天カード決済(1%ポイント還元)近日開始!NISAの金融機関変更の注意点は?
ただし、その場合、積立日が毎月1日に固定されてしまいます(休業日の場合は翌営業日)。一般的には積立日の影響を気にする必要はないと言われていますが、月初の株高(日経平均)を指摘する声もあり、主な投資対象である『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』等ではどうなのか確認してみました。
・「月初の株高」投信積み立てのベストタイミングは?(NIKKEI STYLE)
積立投資の中心にしている『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のほか、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』や『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の通算成績(およそ1年間)を積立日が1日の場合、15日の場合、25日の場合で比較してみます。
投信積立の楽天クレジットカード決済(楽天証券)
※ 休業日の場合は翌営業日 |
2018年8月29日付プレスリリース(PDF)2pより |
楽天証券で積み立て可能なすべての投資信託(約2,500種類)が買付け可能です。
上記のサービスは、つみたてNISAでも利用できます。
つみたてNISAの非課税投資枠は40万円です。1%の還元でも、あと19年間、つみたてNISAを継続するなら、
毎年4,000ポイント × 19年 = 76,000ポイント
7万6千ポイントを獲得でき、ポイントは投信の積み立てにも利用可能です。大盤振る舞いすぎて早々にサービス打ち切りにならないことを祈ります(苦笑)。
詳細は楽天証券のWEBサイトで確認をお願いします。
毎月1日が投信積立日の場合
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
毎月の基準価額は売買の注文が成立する約定日に合わせています。
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の約定日は積立日(購入申込受付日)の翌営業日、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』の約定日は積立日(購入申込受付日)当日です(休業日の場合は後ずれ)。
上記は毎月1日が積立日の場合の成績です。
毎月15日が投信積立日の場合
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
上記は毎月15日が積立日の場合の成績です。
毎月25日が投信積立日の場合
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
上記は毎月25日が積立日の場合の成績です。
月の下旬に積立日を設定していると、12月に注文した分の受渡日(売買の決済をする日)が翌年になってしまい、NISAの非課税投資枠を使い切れないこともありますので注意してください。
積立日(購入申込受付日)が2017年12月25日(月)の場合、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(受渡日は約定日から3営業日後)は注文が成立する約定日が2017年12月26日(火)、受渡日が2017年12月29日(金)となり、ぎりぎり年内に間に合いました。
ところが受渡日が『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』より1日遅い『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』(受渡日は約定日から4営業日後)では、受渡日が休業日明けの2018年1月4日(木)となってしまい、2017年ではなく2018年の非課税投資枠に入ります。
まとめ
積立日(1日、15日、25日)と積立投資の通算成績(およそ1年間)は下記の通りでした。『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
1日(+8.70%) > 15日(+7.98%) > 25日(+7.81%)
『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』
15日(+4.70%) > 1日(+4.67%) > 25日(+4.09%)
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』
15日(-2.75%) > 25日(-3.30%) > 1日(-3.43%)
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のように堅調な成績の場合は早めに積み立てた方がプラス幅が大きい反面、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』のように軟調な場合は積立日を遅らせたほうがマイナス幅が小さくなるかもしれません。
とはいえ、どんな投資信託にも好調な時期、不調な時期があり、事前に成績を予見することはできません。長期で積立投資をするなら積立日を気にする必要はないというのも、うなずけます。
前述の「月初の株高」を指摘する記事でも、20年間(1998年3月~2018年2月)の積立投資で約定日による最大リターンと最小リターンの差は日経平均で1%強(最大は16日、最小は3日)、S&P500指数(円換算)で1%未満(最大は26日、最小は19日)と極端な差はついていません。
そもそも積立投資は、タイミング投資と違って、ホドホドの買値に落ち着くことを期待するものですよね。つみたてNISAは「長期・つみたて・分散投資」を原則としています。
・積立投資に驚きの結果 購入頻度でリターンに大差なし(NIKKEI STYLE)
・積立日で成績は変わる?毎月1日、10日、20日の場合を比較『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ほか 投信積立(楽天カード決済)の積立日は毎月1日
こぼれ話
楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天ポイント」(期間限定ポイントは除く)でも投資信託を購入できます。少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。
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