『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の運用実績を8資産均等型バランスファンドと比較してみました。
比較の対象は『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』と『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』です。
米国株式インデックスファンドと8資産均等型バランスファンドに半分ずつ投資した場合の実績も確認しています。
米国株式インデックスファンドと8資産均等型バランスの特徴
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。運用管理費用(年率)は税込0.0968%(税抜0.088%)以内(※)です。※500億円以上1,000億円未満の部分は税込0.09625%(税抜0.0875%)、1,000億円以上の部分は税込0.0957%(税抜0.087%)
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』(三菱UFJ国際投信)と『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』(アセットマネジメントOne)は世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
新興国債券のベンチマークが異なっていて、前者が現地通貨建、後者が米ドル建です。
運用管理費用(年率)は前者が税込0.154%(税抜0.14%)以内(※)、後者が税込0.154%(税抜0.14%)です。※純資産総額500億円以上1,000億円未満の部分は税込0.1485%(税抜0.135%)、純資産総額1,000億円以上の部分は税込0.143%(税抜0.13%)
米国株式インデックスファンドと8資産均等型バランスファンドを50%:50%で組み合わせた場合の資産配分は下記の通りです。
運用管理費用(年率)は税込0.1254%(税抜0.114%)以内です。
今回、取り上げた投資信託は原則として外貨建資産の為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。
米国株式と8資産均等型の成績(チャートと騰落率)
下記のチャートは『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来4年弱の期間(2018年7月3日~2022年6月22日)で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
騰落率の比較は下の表の通りです(2022年6月22日現在)。
直近の下落率は2022年4月20日~同年6月22日の数字、コロナ・ショック時の下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字、設定来の騰落率は4年弱の数字です。
2022年6月22日現在の純資産総額は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』12,248.10億円(2018年7月3日設定)、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』1,465.15億円(2017年5月9日設定)、『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』311.12億円(2017年7月28日設定)
これまで多くの危機を乗り越えてきた米国株式の回復力は魅力的ですが、資産運用の定石に従って分散投資も意識するなら8資産均等型のバランスファンドと組み合わせるというアイデアもあるかもしれませんね。
もっとも、コロナ・ショックでは株式だけでなくREITも大きく下落し、8資産均等型バランスファンドも基準価額の変動幅が大きめでした。
金融市場の混乱に備えるなら、預貯金等の安全資産や生活防衛資金も大事ですよね。
・市場急落局面にみる「株式のチカラ」~これまでの米国株式を例に考える~(日興AM)
米国株式と8資産均等型の積立投資の成績
毎月1日を積立日に設定しています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。下のチャートは毎月1万円ずつ積み立てた場合の投資額(元本)と各投資信託の評価額の推移を示しています(2019年1月7日~2022年6月22日)。
各年月の投資額と評価額は約定日の数字です。
各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
2019年1月から毎月1万円ずつ積み立てた場合、2022年6月22日現在、42万円の投資額に対して評価額は下記の通りです。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』
587,660円(+167,660円/+39.92%)
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』
476,600円(+56,600円/+13.48%)
『米国株式 50%:8資産均等型 50%』
532,130円(+112,130円/+26.70%)
先進国株式インデックスファンドと8資産均等型バランスファンドの組み合わせについては下の記事を参考にしてください。
・先進国株式インデックスファンドと8資産均等型バランスを組み合わせた場合の成績は? 積立投資の評価額も確認
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