※ 記事を更新しました(2018年2月20日)。
『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の特徴と運用成績を、アクティブ運用投信と米国株式投信の組み合わせと比べてみました。
比較の対象は『ひふみプラス』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『iFree S&P500インデックス』です。
今回取り上げた投資信託は、すべて、つみたてNISAの対象商品です。
EXE-i つみたてグローバル株式ほか特徴は?
『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』は、日本を含む全世界の株式を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。同指数は先進国や新興国市場を含む47ヵ国で構成されています。
2018年1月末現在 |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,328銘柄で構成されています(2018年1月末現在)。
2018年1月末現在 |
『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資するアクティブファンドです。
財務指標や株価指標など目に見える定量面だけでなく、企業訪問等を通じ経営方針や戦略など目に見えない定性面にも徹底した調査・分析を行うことをうたっています。
直販のひふみ投信と同じマザーファンドを通じて運用されています。株価の下落リスクが高まっている時や、株価水準から魅力的な銘柄がないような時には株式の組入比率を最大で50%強まで引き下げます。
2018年1月末現在 |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の動きをとらえることをめざして、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
投資対象指数は米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーしています。
投資対象指数に連動する『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』が実質的な投資先です。
2018年1月末現在、同ETFは米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,637銘柄に投資しています。
2018年1月末現在 |
『iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象としたS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年1月末現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
EXE-i つみたてグローバル株式ほか成績比較
2018年2月19日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』は2017年12月6日設定、『iFree S&P500インデックス』は2017年8月31日設定です。
運用開始から日が浅く、あくまで短期間での比較であることに留意してください。過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません。
『ひふみプラス』は純資産総額に応じて一定額を超えた分について信託報酬(運用管理費用)の料率(年率)が下がる仕組みになっています。
500億円までは1.0584%(税抜0.98%)です。500億円を超える部分は0.9504%(税抜0.88%)、1,000億円を超える部分は0.8424%(税抜0.78%)に下がります。
投信の紹介と資料請求は上のバナーから
まとめ
『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のような、世界各国の幅広い銘柄に分散投資ができる全世界株式や先進国株式インデックスファンドは、つみたてNISAでも中核になるでしょうね。その一方で漫然と分散するのではなく、将来性のある競争力の強い銘柄や国に投資先をしぼり込みたいというニーズもあるでしょうか。
アクティブ運用の投資信託や世界経済の中心である米国の株式に魅力を感じるなら、『ひふみプラス』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『iFree S&P500インデックス』といった投資信託が有力な選択肢になり得るかもしれませんね。
『ひふみプラス』は今のところ国内株式を中心にしていますが、米国株式を組み入れたり、これからは海外株式の比率を高めるという話も出ています。
・レオス『ひふみ投信』今後は海外株の組入比率の上限を15~20%とし中国株やインド株にも投資
『ひふみプラス』を米国株式インデックスファンドと組み合せた場合、重複する銘柄が増える可能性もありますね。
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