EXE-iつみたてグローバル株式や楽天・全世界株式より低コスト!EXE-iつみたて先進国株式+新興国株式の特徴と実績は?

2018年1月29日月曜日

新興国株式 先進国株式 全世界株式

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EXE-iつみたて先進国株式+新興国株式の特徴と実績は?(写真:台湾)

※ 記事を更新しました(2018年2月10日)。「投資信託の成績比較」に株式市場が下落後の成績を追記。

EXE-i つみたて 先進国株式ファンド』と『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』の組み合わせを全世界株式インデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』と『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』です。

今回取り上げた投資信託は、すべて、つみたてNISAの対象商品です。

投資信託の特徴は?

EXE-i つみたて 先進国株式ファンド』は日本を含む先進国の株式市場の動きを捉えることをめざして、「FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

『シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF』(基本投資割合55%)と『SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF』(同45%)を主要投資対象にしています。

前者は2,048銘柄、後者は1,588銘柄を組み入れています(2017年12月末現在)。

EXE-i つみたて 先進国株式ファンド(シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF、SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF)組入上位国・地域、組入上位銘柄
2017年12月末現在

EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』は、新興国の株式市場の動きを捉えることをめざして、「FTSE エマージング・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

『シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF』を主要投資対象としています。同ETFは878銘柄を組み入れています(2017年12月末現在)。

EXE-i つみたて 新興国株式ファンド(シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF)の組入上位5ヵ国と上位5銘柄
2017年12月末現在

EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』は、日本を含む全世界の株式市場の動きを捉えることをめざして、「FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

3つのETFを通じて4,804銘柄を組み入れています。

シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF、SPDR ポートフォリオ・ワールド(除く米国) ETF、SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETFの組入上位国・地域・銘柄
2017年12月末現在

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む全世界の株式市場の動きをとらえることをめざして、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』を主要投資対象としています。

2017年12月末現在、同ETFは日本を含めた世界各国の大型株、中型株、小型株、合わせて7,985銘柄を組み入れています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の組入上位10ヵ国と上位10銘柄
2017年12月末現在

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)地域別構成比
2017年12月末現在

今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。

投資信託の成績比較

EXE-i つみたて 先進国株式ファンドとEXE-i つみたて 新興国株式ファンド、EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド成績比較表
2018年1月29日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

『EXE-i つみたて 先進国株式ファンド』は2018年1月12日設定、『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』は2017年12月6日設定です。運用開始から日が浅く、あくまで短期間での比較であることに留意してください。

実質コストはまだ不明ですが、新興国株式の比率が時価総額比程度(10%)であれば、『EXE-i つみたて 先進国株式ファンド』と『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』を組み合わせたほうが『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』より信託報酬は低くなりますね。

その後、米国の長期金利の上昇をきっかけに株式市場が下落しています(2018年2月10日追記)。

EXE-i つみたて 先進国株式ファンドとEXE-i つみたて 新興国株式ファンド、EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド成績比較表
2018年2月9日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

※ SBI証券の投信マイレージの付与ポイントは『EXE-i つみたて 先進国株式ファンド』と『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』は0に対し、『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』は年率0.03%です。

現金との交換レートは1ポイント=0.85円(住信SBIネット銀行の場合)なので実質0.0255%です。『EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド』の信託報酬から単純に差し引くなら、0.15%-0.0255%=0.1245%となりますね。

ただし、SBI証券の投信マイレージは縮小傾向なので、いつまで存続するか疑問もあるでしょうか。

まとめ

全世界株式インデックスファンドは投資信託一本で世界の株式に幅広く投資できるのが魅力ですよね。

EXE-i つみたて 先進国株式ファンド』と『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』の組み合わせは、それより多少手間がかかりますが、新興国経済の高い成長性に期待して新興国株式の比率を上げたい場合などには融通がききますよね。

全世界株式をベースに新興国株式を買い増すよりは信託報酬も低廉ですし、運用期間の終盤などリスク水準を下げたい場合は『EXE-i つみたて 先進国株式ファンド』を残して『EXE-i つみたて 新興国株式ファンド』のみ売却するという選択も取れますし。

面白い組み合わせだとは思うのですが、まだ運用が始まったばかりなので純資産総額の推移なども含めて、もう少し実績を見守りたいところでしょうか。




こぼれ話
SBI証券の投信マイレージの付与ポイントは直接、投資信託を購入することはできません。現金との交換レートは1ポイント=0.8円(1,000ポイント以上100ポイント単位 交換手数料は165円)で目減りしてしまいます。住信SBIネット銀行のみ1ポイント=0.85円(500ポイント以上50ポイント単位 交換手数料なし)となっています。

楽天証券のようにポイントで直接、投資信託を購入できるようになれば嬉しいですが、SBI証券の投信マイレージは縮小傾向なので期待薄でしょうか。

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