※ 記事を更新しました(2018年8月24日)。
『EXE-i つみたて先進国株式ファンド』と『EXE-i つみたて新興国株式ファンド』の組み合わせを、全世界株式インデックスファンドや個別インデックスファンドの組み合わせと比較してみました。
比較の対象は『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『eMAXIS Slim』の組み合わせ(『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』)です。
今回取り上げた投資信託は、すべて、つみたてNISAの対象商品です。
投資信託の特徴は?
『EXE-i つみたて先進国株式ファンド』は日本を含む先進国の株式市場の動きを捉えることをめざして、「FTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。『シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF』(基本投資割合55%)と『SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF』(同45%)を主要投資対象にしています。
前者は2,426銘柄(2018年8月23日現在)、後者は1,718銘柄(同年8月22日現在)を組み入れています。
2018年7月末月報より |
『EXE-i つみたて新興国株式ファンド』は、新興国の株式市場の動きを捉えることをめざして、「FTSE エマージング・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
『シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF』を主要投資対象としています。同ETFは981銘柄を組み入れています(2018年8月23日現在)。
2018年7月末月報より |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む全世界の株式市場の動きをとらえることをめざして、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』を主要投資対象としています。
2018年6月末現在、同ETFは日本を含めた世界各国の大型株、中型株、小型株、合わせて8,073銘柄を組み入れています。
2018年7月末月報より(同年6月末現在) |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』は、東京証券取引所第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」に連動する投資成果をめざします。
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は、新興国の株式市場を対象にした「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
合計4,332銘柄 2018年7月末月報より |
今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
投資信託の成績比較
2018年8月23日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『EXE-i つみたて先進国株式ファンド』は2018年1月12日設定、『EXE-i つみたて新興国株式ファンド』は2017年12月6日設定です。
運用開始から日が浅く、あくまで短期間での比較であることに留意してください。
新興国の比率は株式市場の時価総額比では1割前後、GDP(国内総生産)総額比では4割弱です。
まとめ
『EXE-i つみたて先進国株式ファンド』と『EXE-i つみたて新興国株式ファンド』の組み合わせは、投資対象地域を先進国に偏らせず新興国の比率を上げたい場合などには融通がききますね。地域別構成比が株式市場の時価総額比で構わないなら、投資信託一本で済む全世界株式インデックスファンドのほうが手軽です。
2017年のGDP地域別構成比は新興国の比率が4割弱だそうですから、将来、新興国の株式市場がGDP総額比に沿った規模まで成長すると考えるなら、先取りも面白いかもしれないですね。
もちろん新興国株式の値動きの大きさには注意が必要で、貿易摩擦激化懸念から直近の新興国通貨や株式は軟調になっています。
こぼれ話
SBI証券の投信マイレージの付与ポイントは『EXE-i つみたて先進国株式ファンド』と『EXE-i つみたて新興国株式ファンド』は0です。
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は0.03%、『eMAXIS Slim 国内株式インデックス』と『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は0.05%です。
ポイントで直接、投資信託を購入することはできません。
現金との交換レートは1ポイント=0.8円(1,000ポイント以上100ポイント単位 交換手数料は165円)で若干目減りします。
住信SBIネット銀行のみ1ポイント=0.85円(500ポイント以上50ポイント単位 交換手数料なし)となっています。
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