先進国中心のバランスファンド『野村6資産均等バランス』(愛称:「野村つみたて6資産」)の特徴と成績を競合するバランスファンドと比較しながら簡単にまとめてみました。
比較の対象は6資産、4資産均等型、8資産均等型、『世界経済インデックスファンド』です。
野村6資産均等バランスほか特徴
『野村6資産均等バランス』(野村AM)、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)』(ニッセイAM)、『SBI資産設計オープン(つみたてNISA対応型)(愛称:スゴ6)』(三井住友トラストAM)は、先進国を中心に国内外の債券、株式、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。国内50%:外国50%です。『野村6資産均等バランス』(愛称:「野村つみたて6資産」)は、交付目論見書で「主としてつみたて投資(定期的に継続して投資することをいいます。)によってご購入される資金の運用を行なうためのファンドです」とうたっています。
「つみたてNISA」など積立投資に特化した商品のようです。
基本投資割合 |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』(ニッセイAM)は、先進国を中心に国内外の債券と株式に分散投資します。国内50%:外国50%です。
基本投資割合 |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』(三菱UFJ国際投信)は、国内、先進国、新興国の債券と株式、国内と先進国のREITに分散投資します。国内37.5%:外国62.5%です。
基本投資割合 |
『世界経済インデックスファンド』(三井住友トラストAM)は、国内、先進国、新興国の債券と株式に分散投資します。国内10%:外国90%です。
各地域のGDPシェアの変化に応じて、原則として年1回地域別構成比の見直しを行う場合があります。
2019年2月現在 |
今回取り上げたファンドは、原則として為替変動リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。
野村6資産均等バランスほか費用
購入時手数料は上限の数字で、販売会社によって異なり、SBI証券、楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。
野村6資産均等バランスほか成績
下のチャートは『野村6資産均等バランス』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』、『世界経済インデックスファンド』の過去2年間(2017年10月11日~2019年10月10日)の基準価額の推移です。基準価額の推移 2017年10月11日~2019年10月10日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)』や『SBI資産設計オープン(つみたてNISA対応型)』も含めた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年10月10日現在)。
調整局面での2018年10月1日~2018年12月25日の数字です。
2019年10月10日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
世界的な景気減速懸念から、最近の株式市場は不安定になっています。
上記の期間では、6資産や8資産均等型など好調なREITを含むバランスファンドが相対的に堅調な成績です。
バランスファンドまとめ
下の表は『野村6資産均等バランス』など6資産均等型バランスファンドに準拠したポートフォリオのリターン(投資収益率)とリスク(投資収益率のぶれ)の水準(年率)を競合と比較したものです。過去のデータは将来の成績を保証するものではありません 野村AM「投信アシスト」より |
過去の指数データに基づくシミュレーションでは、REITを含む6資産均等型は4資産均等型よりリターンが高い反面、リスクも大きいです。
新興国資産を含む8資産均等型は6資産均等型よりさらにリターンが高い反面、リスクもさらに大きいです。
各バランスファンドに準拠したポートフォリオの年間リターンの比較は下の図表の通りです。
○は年間リターンの平均値 過去のデータは将来の成績を保証するものではありません 野村AM「投信アシスト」より |
2003年3月31日から2019年9月30日までの任意の連続1年間で騰落率のうち最大の騰落率を「最大上昇時」、同じく最小の騰落率を「最大下落時」としています。○は年間リターンの平均値です。
上記は売買手数料、税金等の費用は考慮していません。過去の指数データは将来の運用成績を保証するものではありません。
値動きの穏やかさを取るか、値動きが激しくても期待リターンの高さを優先するのかは人それぞれかもしれませんね。
もっとも、ある程度の年齢になったら、安全資産(預貯金や個人向け国債など)の比率を増やして徐々にリスクを下げていくのが一般的でしょうか。
手間を惜しまないのであればリターンとリスクを調整しやすいようバランスファンドではなく、インデックスファンドを個別に組みわせるという方法もありますね。
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