ロッキー山脈(カナダ) |
『iFree』シリーズのうち6ファンドの運用管理費用(信託報酬率)の引き下げ(PDF)が発表されました。『たわらノーロード』シリーズも信託報酬の一部引き下げ(PDF)を発表しています。
引き下げ対象ファンド(※)のうち、為替ヘッジつき先進国株式インデックスファンドである『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』と『たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>』の特徴と運用実績を競合する他のファンドと比較しながら簡単にまとめてみました。
比較の対象は『Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型』(野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型)と『i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジあり)』です。
※ 2018年から始まる「つみたてNISA」に対応させるには株式を含むことも要件の一つですが、『たわらノーロード』は債券やリート(不動産投資信託)といった「つみたてNISA」対象外のファンドも合わせて信託報酬を引き下げています。
先進国株式インデックスファンド(為替ヘッジあり)の特徴
『たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>』2017年8月末月報1ページより |
『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』や『たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>』など今回取り上げる先進国株式インデックスファンドは、先進国の株式を対象にしたMSCIコクサイ・インデックス(円換算、為替ヘッジあり)に連動する投資成果をめざします。
『たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり>』組入上位10銘柄(2017年8月末月報より) |
今回取り上げたファンドの信託期間はすべて無期限です。
先進国株式インデックスファンド(為替ヘッジあり)の成績
2017年9月15日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
予想成績は、信託報酬の引き下げ分(税込)を騰落率に上乗せしたものです。実際には引き下げ分がそのまま単純に騰落率に反映されるとは限りません。
参考までに為替ヘッジなしの通常の『たわらノーロード 先進国株式』も表の一番下に加えてあります。
先進国株式インデックスファンド(為替ヘッジあり)の過去半年の騰落率は、以下のような成績順でした(予想をのぞく)。
たわらノーロード > Funds-i > i-mizuho
信託報酬(運用管理費用)が低廉なほど好成績でした。
『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』は2017年8月31日に設定されたばかりで運用期間が短く、月初来(2017年9月1日~)の成績は参考値です。
まとめ
為替変動リスクを回避するための為替ヘッジですが、相応にコストがかかることに注意してください。ヘッジコストは内外の金利差や需給によっても変化します。『Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型』の2017年8月末の月報によると、為替ヘッジ前の組入銘柄の配当利回り(年率)の加重平均が2.4%なのに対して、為替ヘッジ後は1.2%にとどまります。
資産形成の途中であれば、円高時はむしろ海外資産が安く購入できるチャンスなので為替ヘッジはなくてもいいのでは?という考え方もあるかもしれないですね。
ある程度、資産が大きくなったりリタイアメントが近づいたら為替ヘッジ型の投資信託を一定の割合で利用するのもありでしょうか。シンプルに安全資産(預貯金や個人向け国債など)の配分を増やすという方法もありますね。
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