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| トレド駅（スペイン） |
『たわらノーロード』シリーズが信託報酬の一部引き下げ（PDF）を発表しています。引き下げ対象ファンド（※）のうち債券インデックスファンドである『たわらノーロード 国内債券』と『たわらノーロード 先進国債券』の特徴と運用実績を競合する他のファンドと比較しながら簡単にまとめてみました。
比較対象は『iFree』、『＜購入・換金手数料なし＞』、『三井住友』、『eMAXIS Slim』の内外の債券インデックスファンドです。
※ 2018年から始まる「つみたてNISA」に対応させるには株式を含むことも要件の一つですが、『たわらノーロード』は債券やリート（不動産投資信託）といった「つみたてNISA」対象外のファンドも合わせて信託報酬を引き下げています。
内外の債券インデックスファンドの特徴
『たわらノーロード 国内債券』ほか今回取り上げた国内債券インデックスファンドは、わが国の債券市場の値動き（NOMURA-BPI総合）に連動する投資成果をめざします。2017年8月末の月報によると最終利回りは0.11％です。
『たわらノーロード 先進国債券』ほか今回取り上げた外国債券インデックスファンドは、日本を除く主要国の債券市場の値動き（シティ世界国債インデックス ※除く日本、円ベース、為替ヘッジなし）に連動する投資成果をめざします。
2017年8月末の月報によると最終利回りは1.29％です。
今回取り上げたファンドの信託期間はすべて無期限です。
内外の債券インデックスファンドの成績
国内債券インデックスファンドのコストと運用実績
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| 2017年9月13日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
『たわらノーロード 国内債券』の予想成績は、信託報酬の引き下げ分（税込）を騰落率に上乗せしたものです。実際には引き下げ分がそのまま単純に騰落率に反映されるとは限りません。
『iFree 日本債券インデックス』の信託報酬（運用管理費用）は新発10年国債の利回りが1％未満の場合、税抜0.14％です。1％以上の場合は税抜0.22％です。『ニッセイ』は＜購入・換金手数料なし＞の表記を省略しています。
外国債券インデックスファンドのコストと運用実績
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| 2017年9月13日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
『たわらノーロード 先進国債券』の予想成績は、信託報酬の引き下げ分（税込）を騰落率に上乗せしたものです。実際には引き下げ分がそのまま単純に騰落率に反映されるとは限りません。
『ニッセイ』は＜購入・換金手数料なし＞の表記を省略しています。『三井住友・DC外国債券インデックスファンド』は確定拠出年金専用ではなく一般販売もされています。
まとめ
内外の債券インデックスファンドの運用実績は極めて僅差です。債券インデックスファンドで気になるのは金利上昇時の債券価格の下落についてでしょうか。金利の変化に対する債券価格の変動率を示す修正デュレーションは『たわらノーロード 国内債券』が8.92、『たわらノーロード 先進国債券』が6.98となっています（2017年8月末月報より）。もし、金利がそれぞれ1％上昇したとすると、前者の債券価格は8.92％、後者の債券価格は6.98％下落します。
今はアメリカが短期金利を引き上げてもインフレ率が低いので長期金利はなかなか上昇しませんが、いつまでも都合の良い状態が続くとも限りませんよね。
ヨーロッパも金融緩和の縮小に向かいつつあるようですし、いずれ日本でも出口戦略について議論が始まるかもしれません。株式だけでなく債券にも相応に価格変動リスクがあることは留意しておくべきかもしれませんね。
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