SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)『iFree NYダウ』追加 iDeCoってどんな制度?

2016年11月17日木曜日

iDeCo 米国株式

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iDeCoってどんな制度?

SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)に今月から『iFree NYダウ・インデックス』が追加されました。

信託報酬引き下げ!『DCニッセイ外国株式インデックス』をiFree NYダウやたわらノーロード先進国株式等と比較

アメリカの株式は今、調子がいいですから(関連記事「米国株式インデックスファンドの定番は?」)、毎月の積み立てにこれを選ぶ人も結構いそうですね。

新しい大統領が選ばれて期待が大きいのでしょうか。アメリカだけでなく日本も急に株価が上がってるので、いつまで続くのかなって逆に不安になっちゃったりもしますけど。

iDeCoがどんな制度なのか簡単にまとめてみました。

個人型確定拠出年金(iDeCo)って?

簡単に言うと個人で積み立てる年金で、自分で運用した成績によって将来受け取る金額が変わります。

毎年の掛け金に応じて所得税や住民税が軽減されて、60歳になるまでの間、運用益が非課税になります。

年金を受け取るときも優遇措置がありますが何十年も先のことなので、こちらは制度が変わる可能性もありますね。

デメリットは60歳まで引き出すことができません。加入時の手数料のほかに毎月、口座管理費用などもかかります。専業主婦の人など収入がないと所得控除が受けられません。

厚生労働省のサイトでリーフレットがダウンロードできます。

詳しくは下記の本を参考にしてください。竹川美奈子さんの本は制度の仕組みだけでなく税制のメリットや金融機関の選び方(金融機関によって選べる商品が違います)についても解説されています。

口座開設から取引の仕方までQ&A形式でまとめていたりして、わかりやすいです。

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活用の仕方

元本保証のない投資信託のほかに、元本確保型の年金保険や定期預金もあります。低金利で手数料負けしてしまうかもしれませんが、掛け金が全額所得控除されるので所得税や住民税が軽減されるメリットは大きいと思います。

仮に毎月2万円、年間24万円の掛け金だとすると最低で15%、3万6千円の節税になります。パーセントは所得によって異なります。

元本変動型の投資信託の場合は内外の株式と債券それぞれの資産に分散投資するのが基本です。値動き(変動リスク)を一定に保つために、年に一度、4分の1ずつなどあらかじめ決めた資産配分に戻す作業が必要です。

バランスファンドなら日本や外国の株式や債券にまとめて投資できて手間もかかりません。

NISAとくらべると?

NISA(少額非課税投資制度)は株や投資信託の配当金と売却益(譲渡益)が非課税になる制度です。

2023年まで年120万円の非課税枠が毎年、設定されることになっています。それぞれの枠の運用期間は最長5年です。

詳しくは日本証券業協会のサイトか下記の本を参考にしてください。ほとんどの銀行や証券会社で口座開設料や管理費用は無料です。

いつでも売却して引き出せますが、一度売却するとそのぶんの非課税枠は再利用できません。

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まとめ

60歳まで引き出せないことに納得できるなら、個人型確定拠出年金(iDeCo)のほうが所得控除を受けられるなど節税効果が高いのでこちらを優先したほうがいいと思います。

2017年から対象者が拡大されますが、利用できる限度額は自営業者(6万8千円)以外は2万3千円~1万2千円です。

余裕があるなら金額の大きいNISA口座やそのほかの口座を主に使って、逆に個人型確定拠出年金(iDeCo)の方がおまけになる場合もあるかもしれませんね。

その場合、主に使う口座の方は国内外(日本と日本を除く先進国)の株式や債券に分散投資をする保守的で手堅い運用をして、NISAより長期で運用できる個人型確定拠出年金(iDeCo)では冒頭で取り上げた米国株式のインデックスファンドや国内の中小型成長株に投資するアクティブファンドに投資してみても面白いかもしれませんね。

もっとも個人型確定拠出年金(iDeCo)でそうした品ぞろえがあるのはSBI証券くらいでしょうか。




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