確定拠出年金 投信比較 たわらノーロード先進国株式(楽天) DCニッセイ外国株式インデックス(SBI)

2017年1月30日月曜日

iDeCo 先進国株式

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法改正により今年から個人型確定拠出年金(iDeCo)は60歳未満のすべての人が加入できるようになりました。掛け金が全額所得控除の対象となり所得税や住民税が軽減される優遇措置を受けることができます。

手数料の安いネット証券大手の楽天証券とSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で購入できる先進国株式インデックスファンドについて約1年間積み立てた際の成績を比較してみました。

楽天証券とSBI証券ともに個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入キャンペーンを行っていますが、楽天証券が2017年末まで口座管理料を無料としているのに対してSBI証券は2017年3月末までとしています。また、もともとの口座管理管理料が無料になる条件も楽天証券は残高10万円以上ですが、SBI証券は50万円以上とハードルが高いです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)は証券会社のほかに国民年金基金連合会や信託銀行に払う手数料もあります。金融機関によって運用商品や手数料が異なるので要注意です。詳しくは「iDeCoナビ」の「手数料を調べる」という記事を参考にしてください。個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用商品に関しては楽天証券よりもSBI証券のほうが選べる投資信託の種類が多いです。

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ファンドの特徴

楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で投資できる先進国株式インデックスファンドは「たわらノーロード 先進国株式」です。購入時と解約時の手数料はありません。投資信託を保有している間かかる信託報酬(年率)は税抜0.225%です。

SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で投資できる同資産クラスで比較的コストが安いのは「DCニッセイ外国株式インデックス」と「EXE-i 先進国株式ファンド」になります。どちらも購入時と解約時の手数料はなく信託報酬(年率)はニッセイが0.21%(税抜)、EXE-iが0.23%(税抜)となっています。

「たわらノーロード 先進国株式」と「DCニッセイ外国株式インデックス」は、MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)をベンチマークにしています。

「EXE-i 先進国株式ファンド」は、FTSEカイガイ・インデックス(円換算ベース)を参考指標としていますが、複数のETFに投資するファンド・オブ・ファンズ方式で運用しているため指標からかい離する場合があります。

ファンドの成績

ファンドの成績

約1年間、2016年2月から毎月積み立てた(その月の中旬の営業日に約定した)と仮定して、2017年1月27日の基準価額をもとに損益を計算しています。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛金の上限(月額)は68,000円(自営業者)~12,000円(公務員など)と人によって異なりますが、今回は企業年金のない会社員(上限23,000円)を想定しています。

計算を簡単にするために個人型確定拠出年金(iDeCo)の手数料(拠出者は最安で毎月税込167円)は省略しています。損益率は小数点3桁以下は四捨五入しています。

約1年間の通算成績は276、000円の投資額に対して、楽天証券の「たわらノーロード 先進国株式」は40,067円の黒字(損益率+14.52%)SBI証券の「DCニッセイ外国株式インデックス」は39,186円の黒字(+14.2%)、同じくSBI証券の「EXE-i 先進国株式ファンド」は40,286円の黒字(+14.6%)となっています。

まとめ

2016年2月中旬から2017年1月27日まで約1年間のこの期間では下記のような成績順でした。

EXE-i 先進国株式ファンド」(SBI証券)>「たわらノーロード 先進国株式」(楽天証券)>「DCニッセイ外国株式インデックス」(SBI証券)という成績でした。

投資信託の成績は期間の区切り方によっても変わってしまうことがあるので、あくまで参考値ですけれども。

いずれのファンドも外国株式なので基準価額の変動は大きいですが、コツコツと積み立てを続けた結果、トランプ相場のおかげもあり損益率は2桁以上のプラスになっています。

個人型確定拠出年金は60歳まで引き出せませんので、今後も相場の値動きにまどわされず淡々と積み立てを継続していくことで果実を大きく育てられればいいですよね。

こぼれ話
「EXE-i 先進国株式ファンド」は交付運用報告書(PDF)によると3つのETFを通じて3,663銘柄に投資しています(2016年3月末、同4月末)。「たわらノーロード 先進国株式」は月報(PDF)によると1,316銘柄です(2016年12月末)。

「EXE-i 先進国株式ファンド」は交付目論見書(PDF)では、同シリーズの「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」に配慮してか、大型株に投資すると説明されていますが、投資先のETFは中小型株もカバーしているようです。




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