主だったインデックスファンドの成績と2021年12月末現在のNISA・iDeCo・特定口座の評価額および損益を確認してみました。
また最後の段落で、長期の積立や運用に関する楽天証券トウシルやモーニンスターの記事の一節を紹介しています。
全世界株式、先進国株式、米国株式、国内株式、新興国株式の成績
インデックスファンドの基準価額の推移(チャート)
下のチャートは過去1年間の基準価額の推移(2020年12月末~2021年12月末/月末ベース)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。インデックスファンドの騰落率
下のグラフは12月の騰落率(前月末比)と過去1年の騰落率(前年同月末比)です(2021年12月30日現在)。新型コロナウイルスのオミクロン型への過度な懸念がやわらいだこともあり、12月の株価は反発しています。
・バイデン政権、1月末までに新型コロナ治療薬400万回分の確保を計画(ブルームバーグ)
・米国のコロナ死者は減少、オミクロン株で新規感染増加でも-当局者(ブルームバーグ)
過去1年の騰落率を見ると中国の景気減速の影響を受けた国内株式の伸び悩みや米国の利上げが逆風となることが警戒されている新興国株式の出遅れが目立ちます。
インデックスファンドの積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。
・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?(2018年1月~)
NISA・iDeCo・特定口座の評価額と損益(合算)
資産配分と評価額および損益
上記のほか、日興フロッギーでETFも少額保有しています(世界株 120円、米国株 11,158円)。
2020年の年末に比べるとリスク資産の評価額は単純計算でおよそ+32%となっています(利確分を含めると+40%弱)。結果論で言えば途中でリバランスのために利確せず、逆に新規の投資資金を積極的に投じていれば、もっと伸びた可能性もありました。とはいえ、前のめりになりすぎてポートフォリオがリスク過多になってしまうのも怖いですよね。
つみたてNISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)の評価額および損益は下の表の通りです。
つみたてNISAは楽天証券を利用しています。iDeCoはSBI証券に口座を開設しています。
NISAのしくみや活用法は、金融庁の「NISA特設ウェブサイト」にまとめられています。iDeCoについては、国民年金基金連合会の「イデコ公式サイト」が参考になります。かんたん税制優遇シミュレーションでiDeCoに加入した場合の税負担の軽減額を確認できます。
好調だった2021年の反動が心配ですが2022年も運用を続けたい
米国の利上げが見込まれる2022年は好調だった2021年の反動が心配ですが、波乱に備えて余力を残しつつ積立や運用を継続していければと思っています。・S&P500にさらなる高みはある?長期積立投資の意義を検証(楽天証券トウシル)
楽天証券トウシルの記事によれば、約30年前の1991年初めに3万円を米国株式(S&P500)に投資し、その後も継続的に毎月末に3万円を積み立てた場合、2021年11月時点での累計投資額1,113万円に対して評価額はおよそ7倍の約7,730万円に達していたそうです。
下のモーニングスターの記事も投資の継続の重要性について解説しています。
・投資は「継続こそ力」、短期間の値上がりで「利益確定」は大きな利益を失う行為(モーニングスター)
米国株に2005年1月に投資して17年間にわたって保有し続けていたら、資産は6.39倍に膨れ上がっていることになる。過去3年間の運用成績が優れない日本株でも投資期間を17年間に引き延ばせば、投資資金は2.44倍になる。この17年間の中には、リーマンショック(2008年)、チャイナショック(2015年)、そして、コロナショック(2020年)と、大きな下落局面が何度もあった。そのようなショックがあってもあわてずに、投資を継続し続けることによって、結果的に大きな収益を獲得することができる。
2022年は、21年に急速に値上がりした米国株価には高値警戒感があり、それほど大きな値上がりは期待できないのではないかという見方がある。<中略>インフレ等がコントロールできないような事態になると、企業業績に響き、株価が下落する要因にもなりかねない。そのような慎重になるべきだという見方はあるが、それは、投資を見合わせたり、投資を止めるようなことを勧めるものではない。投資は継続することにこそ意味がある。
つみたてNISA等で毎月、積立投資をしているなら、株価が軟調なときは安値で購入するチャンスであり、10年先、20年先を見据えた長期目線で投資に向き合ってほしいと訴えています。
低コストなインデックスファンドでコストを抑えながら長期で運用を続けることで、雪だるまのように資産を増やせたら嬉しいですよね。
・雪だるま式に増える複利効果(日本経済新聞)
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