株式、債券、リート、バランスの前年末比の騰落率と2022年の株価予想
インデックスファンド等の値動き
コロナ禍の大規模な金融緩和に加え円安傾向もあり、全世界株式インデックスファンドの前年末比の騰落率は+30%強と大変好調で、先進国リートも+50%強と大きく反発しています(2021年12月30日現在)。
・マーケットビュー Vol.64 -株式・債券・為替市場の見通し-(PDF/岡三AM)
【国内株式】2022年末の日経平均株価を31000-32000円と予想します。コロナ禍でダメージを受けた企業の業績回復は進展していることから、市場全体で⼤きな増益率を⾒込むのは難しく、個別株への選別投資がより重要な一年になると考えます。
【米国株式】「景気拡⼤の持続性」が「⾦融引き締め」に打ち勝つことで、2022年の⽶国株式はボラティリティは高まりつつも、年間を通せば一桁台後半の上昇率を予想しています。
【欧州株式】目先は低調な域内経済を受けて上値の重い展開が想定されますが、インフレ率がピークを打ち、オミクロン株が収束へ向かえば、株価は⽶国株式に追い着く展開になると予想します。
【アジア株式】コロナ感染、中国経済の減速などの域内要因に加えて⽶国の⾦利上昇懸念も悪材料になったと思われます。しかし、足元でアジア株式のバリュエーションは割安な水準と思われ、今後は中国の政策転換を⾒込んで、戻りを試す展開に移⾏すると予想しています。
岡三アセットマネジメントは世界経済の中心である米国の景気後退は2023年後半以降になると見ているようです。
・2022年の米国株式市場の見通し 堅調な企業業績によって上昇基調を継続(三井住友DSAM)
22年の米国株式市場は最大のドライバーである企業業績の伸びがカギとなりそうです。Bloombergによれば、22年のS&P500種指数採用企業の1株当たり予想利益は前年比+8.2%、23年は同+9.7%と予想されます。米国株式市場はしっかりとした業績の成長を支えに堅調に推移する見通しです。
こうした予想が実際に当たるかはわかりませんが、経済成長の恩恵を受けるべく気長に市場に居続けることができればと思っています。
金融緩和縮小による株式市場の変調を懸念する声は根強いですが、株価が大きく調整する前にリスク資産を減らそうと思っても適切なタイミングを先読みするのは難易度が高いですよね。一度売ってしまったら再びタイミングよく買い戻す必要があります。
コロナショックやその後の急反発を事前に正確に予測できた人は少ないでしょうから、リスク許容度の範囲内で運用を続けるのがやはり堅実かもしれませんね。
楽天・全世界株式/楽天・全米株式 設定来のチャート
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』設定来の基準価額の推移(2017年9月29日~2021年12月30日)は下記の通りです。・【毎週更新】『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(3地域均等型)(除く日本)、8資産均等型バランス等と比較・評価
・【毎週更新】『楽天・全米株式インデックス・ファンド』楽天・米国高配当株式、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree NYダウ、iFreeNEXT NASDAQ100/FANG+、SMT 米国株配当貴族と比較・評価
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益 マーケットに居続ける
前週末比は米国株式インデックスファンド+1.88%、先進国株式インデックスファンド+1.71%、新興国株式インデックスファンド+0.26%です。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+65,150円、つみたてNISAは+38,202円でした。
2021年の株価が好調だっただけに反動で米国の利上げが見込まれる2022年は波乱含みになるのでは?と心配にもなりますが、先のことはわからないですよね。
日興アセットマネジメントによれば、タイミングを計って短期売買を繰り返し株価が大きく上昇する日のリターンを取り逃すよりは、株式市場に居続けたほうが長い目で見れば安定した資産運用につながるのではないかとのこと。
・長期投資のススメ ~「Stay Market」の重要性~(日興AM)
世界株式の過去およそ20年間の価格推移(グラフ左)を 1.株式市場に居続けた場合と 2.各年において日次リターンが最も高い1日(合計20日分)を除いた場合で比較すると、後者ではわずか20日分のリターンを取り逃した結果、運用成果はおよそ半分程度にまで落ち込んでいます。
また世界株式の投資期間別リターン(グラフ右)を見ると、投資期間が長くなるほどリターンがマイナスになる割合が減少しています(1年間 約24% → 5年間 約14% → 10年間 約1%)。
まさに「継続は力なり」かもしれませんね。冷静な判断力を保つためには預貯金等の安全資産や生活防衛資金の備えも大事ですよね。
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