主だったインデックスファンドの成績と2021年3月末現在のNISA・iDeCo・特定口座の評価額および損益を確認してみました。
記事の最後で米国株の魅力と国際分散投資について簡単にまとめています。
・マーケットビュー Vol.55 -株式・債券・為替市場の見通し-(PDF/岡三アセットマネジメント)
米国株式 法人・富裕者増税が株価の向かい風になる可能性はありますが、2021年はマクロ経済が後退から回復に、企業収益が減益から増益に転じるため、少なくとも今後3ヵ月程度は上昇基調を維持する
欧州株式 年央に向けて景気回復や企業業績の底入れが見通せるようになれば、景気敏感セクターを中心に構成される割安株に牽引される形で欧州株式は再度上値を試す展開に移行する
国内株式 経済活動の正常が進めば、これまで株式市場を押し上げてきた財政政策や金融政策の正常化の議論が視野に入り、上値の重い展開に移行する
アジア株式 域内経済の回復基調が途切れるとは考えにくく、先進国で緩和的な金融・財政政策が継続する間はアジア株式も上昇基調を維持する
岡三アセットマネジメントの予想通りおおむね堅調な推移になることを期待していますが、たとえ新型コロナ感染再拡大による2番底があったとしてもあわてないよう余力を残しておくことも大事ですよね。
全世界株式、先進国株式、米国株式、国内株式、新興国株式の成績
インデックスファンドの基準価額の推移(チャート)
下のチャートはコロナショックからの反発が続く過去1年間の基準価額の推移(2020年3月末~2021年3月末/月末ベース)です。インデックスファンドの騰落率
下のグラフは3月の騰落率(前月末比)と過去1年の騰落率(前年同月末比)です(2021年3月31日現在)。・波乱はあっても株高基調が継続。背景は?(PDF/J.P.モルガン)
昨年の株価の上昇が財政・金融政策への強い期待感に支えられた期待先行の株高だったのに対し、年初来の株高基調は企業業績見通しの改善が主導しているため、米長期金利の上昇ペースが緩やかであれば景気回復が進む中で株高も持続するとJ.P.モルガンは見ているようです。
ただ、そうは言っても市場の動向は目まぐるしく変わるものですから、株価が好調でリスク資産の割合が過大になっているのならリバランスも検討したいところですよね。iDeCoなら課税なしでスイッチングができますし。
私の場合は今年で非課税期間の終わる一般NISAの分を少し早めに利確しようかと考えています。利確後、さらに上昇して悔しい思いをするのもよくある話ですが(苦笑)。
インデックスファンドの積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。
・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?
・楽天・全世界株式とも比較!バランスファンドをつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら? 4、6、8資産均等型、世界経済インデックスファンド
NISA・iDeCo・特定口座の評価額と損益(合算)
資産配分と評価額および損益
投資信託を整理して数を減らしました。資産配分の円グラフでは全世界株式は地域ごとに、米国株式は先進国株式に分類しています。
全世界株式の6割弱、先進国株式の7割強がアメリカなので、リスク資産全体に占めるアメリカの比率は8割強とかなり高めですね。
もし今から積立投資を始めるのであれば、全世界株式インデックスファンドと預貯金というシンプルなポートフォリオに惹かれます。
NISAのしくみや活用法は、金融庁の「NISA特設ウェブサイト」にまとめられています。iDeCoについては、国民年金基金連合会の「イデコ公式サイト」が参考になります。パンフレットもダウンロードできます。
私はつみたてNISAは楽天証券を利用しています。iDeCoはSBI証券に口座を開設しています。
米国株の魅力と国際分散投資
・世界の注目を惹きつける米国の動静(PDF/日興AM)少子高齢化の影響が懸念される先進国の中で例外的に人口増加が続くと見込まれていることも、米国の強みとしてよく挙げられるところですよね。
世界的に著名な企業やブランドを多数擁しているのも投資対象として魅力的です。
「S&P500指数」に採⽤されている企業の海外売上高の比率は40%以上となっており、米国企業のグローバルな経済活動がうかがえます。
その一方で長期投資の不確実性や米国株の割高感(バブル?)から、王道の国際分散投資を推す声も根強いです。
・米国株か?世界株か?(ピクテ投信)
長期投資を実践するのであれば、経済情勢の変化にも目を配る必要がある。しかし、10年を超える予測というものはほとんど当てにならないうえ、さらにバブルの「形成」と「崩壊」を見分けるのも至難の業だ。このため、はじめから決め打ちせず、先進国株と新興国株を含めた「世界株」に分散投資を行い、いずれ遭遇するであろうバブルの「形成」と「崩壊」に備えることが長期投資にとって重要ではなかろうか?
・米国株か?世界株か? PART 2(ピクテ投信)
バリュエーションや相関係数といった定量的な分析から、世界株の投資意義について検証する。結論から言えば、長期的な視点に立った世界株への分散投資は、定量的な観点からも正当化されるのではないかと考える。
PBR(株価純資産倍率)とは株価が割高か割安かを判断するための指標の一つです(数値が小さい方が割安)。株価が1株あたりの純資産の何倍まで買われているかを示しています。
・米国株式インデックス投信の保有者に考えてもらいたいこと:人気やコストだけで選んでない?(楽天証券トウシル)
・国際分散か米国株か インデックス投信めぐり議論白熱(NIKKEI STYLE)
国際分散か米国株かは議論の尽きないテーマですが、コロナショックのように市場が急落しているときでも投資先の回復を信じて積立や運用を続けられるか。
長期投資のためにはリスク許容度に注意しながら自分で納得して選ぶのが一番ですよね。
・『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』4資産および8資産均等型バランスファンドや世界経済インデックスファンドと比較 リスク・リターン特性も評価
・『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』と8資産均等型バランスのコロナ禍の運用実績を比較 半分ずつ積立投資した評価額も確認
おすすめ記事
SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)のセレクトプランにラインナップされている主な投資信託の比較は下の記事を参考にしてください。・【iDeCoで節税】SBI証券セレクトプラン「全世界株式」比較 SBI・全世界株式、eMAXIS Slim 全世界株式、EXE-i グローバル中小型株式、セゾン資産形成の達人
・【iDeCoで節税】SBI証券セレクトプラン「米国株式」比較 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree NYダウ、おおぶね 過去のショック時の株価推移は?
・【iDeCoで節税】SBI証券セレクトプラン「バランスファンド」比較 コロナショックの影響は? 8資産均等型、年金バランス、SBIグローバル・バランス、セゾン・バンガードGB 積立投資の醍醐味とは
【Amazon】投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント【電子書籍】[ バートン・マルキール、チャールズ・エリス ]
【楽天Kobo】インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法【電子書籍】[ ジョン・C・ボーグル ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿