※ 記事を更新しました(2018年12月19日)。
世界的な景気減速懸念から株価が軟調です。株式インデックスファンドの設定来の運用実績を確認してみました。
今回、取り上げるのは『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』です。
楽天・全世界株式ほか投資信託の特徴
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む全世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT) 2018年10月末現在(同年11月末月報より) |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI) 2018年10月末現在(同年11月末月報より) |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年11月末月報より |
今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。信託期間はすべて無期限です。
楽天・全世界株式ほか投資信託の費用
投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』
税込0.22960%(年率)
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
税込0.16960%(年率)
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』
税込0.11772%(年率)
上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。
・意外と高コスト?『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』運用報告書で実質コストを確認し競合と実績比較
楽天・全世界株式ほか運用実績
下のグラフは『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』や『楽天・全米株式インデックス・ファンド』設定来1年3ヵ月弱(2017年9月29日~2018年12月18日)の基準価額の推移を『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2017年9月29日~2018年12月18日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』設定来5年強(2013年12月10日~2018年12月18日)の基準価額の推移は下のグラフの通りです。
基準価額の推移 2013年12月10日~2018年12月18日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率は下の表の通りです。
2018年12月18日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
まとめ
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の設定来およそ1年3ヵ月弱の運用実績(-5.05%)は残念ながらマイナスに沈んでいます。『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の同期間の運用実績は(+1.32%)はプラスですが、この先も軟調な相場が続くとマイナスに転落することもありうるでしょうね。
設定来5年強の運用実績(+41.99%)は大きくプラスになっている『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』も、チャイナショックやイギリスのEU離脱騒動のあった2016年は基準価額が落ち込んで低迷していました。
預貯金と違ってリスク資産の運用には山や谷がつきものです。
長期で運用している外国株式インデックスファンドは、100年に1度の金融危機といわれたリーマンショックで基準価額が大きく落ち込みながらも、その後、最高値を更新しています。
外国株式インデックスファンドの基準価額の推移 2001年2月22日~2018年12月18日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません 出典:三井住友トラスト・アセットマネジメント http://www.smtam.jp/fund/detail/_id_92/ |
・先進国株式インデックスファンドと安全資産(30~70%)の組み合わせで値動きと年間リターンはどう変わる?
預貯金等の安全資産をしっかり確保しながら、長期目線で運用を続けていけたらと思っています。
・世界同時株安『楽天・全世界株』『ニッセイ外国株式』『楽天・全米株式』積立投資の成績はどうなった?
・世界金融危機による影響は今も消えていない(バンガード)
市場環境の良し悪しに関係なく投資を継続することの重要性を最もよく表しているのが、世界金融危機後の米国株式市場の驚くべき回復です。株式と債券に50%ずつ分散投資を行い、狼狽売りをしなかった投資家は、世界金融危機前の金融市場のピーク時である2007年から今年6月までの間に年率平均7%のリターンをあげています。
関連記事
・楽天・全世界株式インデックス・ファンドと現金(30~70%)の組み合わせで値動きはどれくらいマイルドになる?
・楽天・全米株式インデックス・ファンドと現金(30~70%)の組み合わせで値動きはどれくらいマイルドになる?
・株価急落で積立投資の成績は?『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』『同 先進国株式』『同 新興国株式』楽天・全世界株式や8資産均等型バランスファンドも一緒に確認
・株価急落で積立投資の成績は?『ひふみプラス』『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』
・株価急落で積立投資の成績は?『楽天・全米株式』『iFree S&P500』『同 NYダウ』『SMT 米国株配当貴族』ニッセイ外国株式も一緒に確認
【楽天Kobo】お金は寝かせて増やしなさい【電子書籍】[ 水瀬ケンイチ ]
【Amazon Kindle】はじめての積立て投資1年生 月1万円からコツコツはじめて増やせるしくみがわかる本【電子書籍】[ 竹内弘樹 ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿