意外と高コスト?『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』運用報告書で実質コストを確認し競合と実績比較

『楽天・全世界株式』と『楽天・全米株式』の実質コストを確認

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楽天・バンガード・ファンドシリーズの運用報告書が公表されたので、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の実質コストを競合投信と比較しながら確認してみます。


過去記事の更新
つみたてNISA対象投信比較『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『楽天・全米株式インデックス・ファンド』




1万口当たりの費用明細

楽天・全世界株式インデックス・ファンド、野村つみたて外国株投信、楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFree NY・ダウインデックスの1万口当たりの費用明細(抜粋)
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

上記は運用報告書から「1万口当たりの費用明細」を抜粋したものです。参考までに競合する投資信託の費用明細も一緒に表にまとめています。

『iFree NY・ダウインデックス』以外は決算期間が1年未満なので、決算期間を1年相当に改める必要があります。

その上で『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の投資対象である投資信託証券(ETF)の管理報酬を加味したのが下の表です。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド、野村つみたて外国株投信、楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFree NY・ダウインデックスの1万口当たりの費用明細(1年相当)
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の実質コストは競合する『野村つみたて外国株投信』の2倍と割高になっています。

楽天・全米株式インデックス・ファンド』の実質コストは『iFree NY・ダウインデックス』を下回っています。

ただし、最近、設定された『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の信託報酬は税込0.1728%と『iFree NY・ダウインデックス』より低廉です。

2018年10月5日付で楽天投信投資顧問が「運用報告書「1万口当たりの費用明細」の内容について」という文書を公開し、売買委託手数料の金額が相対的に大きめだった理由について解説しています。

ファンドの新規設定に伴う純資産総額の急拡大が一因であり、資産規模が大きくなったことにより割高な状況は徐々に改善されていく見込みだそうです。


運用実績の比較

楽天・全世界株式インデックス・ファンド、野村つみたて外国株投信、楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFree NY・ダウインデックスの運用実績
2018年9月19日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

比較できる期間がまだ短く、ベンチマークも異なることに留意してください。

設定当初はベンチマークからのかい離が目立ち、騰落率もライバルに対し劣後が目立っていましたが、最近は運用が比較的安定してきています。

『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』ベンチマークからのかい離が大きめ?ライバルとの差は縮小中

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』も『楽天・全米株式インデックス・ファンド』も、純資産総額は順調に伸びています。


まとめ

初回の決算ということもあり、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(推計0.502%程度)も、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(推計0.311%程度)も、実質コストが意外と割高な印象ですね。

投資対象の投資信託証券(海外ETF)の規模は巨額でも、楽天・バンガード・ファンド自体の純資産総額が大きくならないと、やはり諸経費がかさみがちという面もあるのかもしれません。

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』も『楽天・全米株式インデックス・ファンド』も大型株から小型株まで幅広くカバーしている強みがあり投資資金の流入も順調ですから、次回以降の決算で実質コストが改善されることに期待したいです。

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の実質コストと運用実績をeMAXIS Slimと比較

『楽天・全米株式』『楽天・米国高配当株式』実質コストと運用実績を競合する米国株投信と比較


こぼれ話
実質コストの推計は「1万口当たりの費用明細」の信託報酬を本来の信託報酬に直すのに合わせる形で計算しています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド
0.1296%(本来の信託報酬)÷0.098%(費用明細の信託報酬)=1.3224…
0.304%(費用明細の合計)×1.3224…=約0.402%
0.402%+0.100%程度(投資対象ETFの報酬)=約0.502%程度

楽天・全米株式インデックス・ファンド
0.1296%(本来の信託報酬)÷0.097%(費用明細の信託報酬)=1.3360…
0.203%(費用明細の合計)×1.3360…=約0.271%
0.271%+0.040%程度(投資対象ETFの報酬)=約0.311%程度

日数で計算するなら上記の推計より実質コストは若干下がります。

365日(1年)÷292日(決算期間)=1.25

楽天・全世界株式インデックス・ファンド
0.304%(費用明細の合計)×1.25=0.380%
0.380%+0.100%程度(投資対象ETFの報酬)=約0.480%程度

楽天・全米株式インデックス・ファンド
0.203%(費用明細の合計)×1.25=0.25375%
約0.254%+0.040%程度(投資対象ETFの報酬)=約0.294%程度




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