※ 記事を更新しました(2018年12月26日)。
世界的な景気減速懸念から株価の下落が続いています。
つみたてNISAのスタートした2018年1月からの積立投資の通算成績を確認してみました。
今回、取り上げる投資信託は『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』です。
参考までに『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』や『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の成績も一緒に確認します。
eMAXIS Slim 国内株式ほか投資信託の特徴は?
『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』は、東京証券取引所第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」に連動する投資成果をめざします。2018年11月末月報より |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年11月末月報より |
2018年11月末月報より |
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は、新興国の株式市場を対象にした「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年11月末月報より |
2018年11月末月報より |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む全世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年10月末現在(同年11月末月報より) |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 2018年10月末現在(同年11月末月報より) |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は、世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
eMAXIS Slim 国内株式ほか投資信託の費用は?
投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』
税込0.17172%(年率)
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
税込0.11772%(年率)
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』
税込0.20412%(年率)
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』
税込0.22960%(年率)
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』
税込0.17172%(年率)
上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。
参考記事
・『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の実質コストと運用実績をeMAXIS Slimと比較
eMAXIS Slim 国内株式ほか積立投資の通算成績は?
毎月1日を積立の設定日にしています(約定日は国内資産は当日、海外資産や海外資産を含む場合は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。2018年1月から始まったつみたてNISAでは毎月およそ3万3千円(33,333円)まで積立可能です(年間40万円)。
国内株式(TOPIX)、先進国株式、新興国株式それぞれのインデックスファンドの積立投資の成績は下の表の通りです。
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
世界経済の減速懸念から、比較的堅調だった先進国株式も崩れ、国内株式も新興国株式も通算成績はそろって赤字になっています。
全世界株式インデックスファンドとバランスファンドの積立投資の成績は下の表の通りです。
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
債券を含むバランスファンドは、株式を対象にしたインデックスファンドよりマイナス幅がやはり控えめです。
「2018年1月に一括投資」した場合と「積立投資の通算成績」の比較は、下の表の通りです。
2018年12月25日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
上記の期間では一括投資より積立投資のほうがマイナス幅が小さいですが、市場が好調で上昇が続いている局面では積立投資が機会損失になる場合もあります。
参考記事
・株価急落で積立投資の成績は?4資産均等型、8資産均等型、世界経済インデックスファンドを楽天・全世界株式と比較
・株価急落で積立投資の成績は?『楽天・全米株式』『iFree S&P500』『同 NYダウ』『SMT 米国株配当貴族』ニッセイ外国株式も一緒に確認
まとめ
つみたてNISAが2018年1月からスタートしましたが、積立投資の通算成績は同年12月25日現在、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』(-18.39%)、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(-14.36%)、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』(-13.48%)のいずれもマイナスに沈んでいます。『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(-15.46%)や『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』(-7.21%)も通算成績は現時点ではやはりマイナスです。
下のグラフのように、定期預金と違って、リスク資産の運用には山や谷がつきものです。
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません 出典:金融庁つみたてNISA早わかりガイドブック1P http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/guide/index.html |
折れ線グラフは、積立・分散投資の効果(実績)を示しています。A~Cまでの各計数は毎年、同額を投資した場合の各年末時点での累積リターンです。
金融庁の「つみたてNISA早わかりガイドブック」(PDF)では、「資産や地域を分散した積立投資を長期間続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなる傾向があります」(6Pより)と積立・分散投資の長期間にわたる継続の重要性を訴えてもいます。
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません 出典:金融庁つみたてNISA早わかりガイドブック6P |
棒グラフは、1985年以降の各年に、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買付けを行ったものです。各年の買付け後、保有期間が経過した時点での時価をもとに運用結果及び年率を算出しています。
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