NYダウ・インデックスファンド成績比較【eMAXIS、SMT、iFree、たわらノーロード】S&P500連動型や先進国株式とも比較

2018年2月21日水曜日

先進国株式 米国株式

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NYダウ・インデックスファンド成績比較

※ 記事を更新しました(2018年5月9日)。

各社が設定しているNYダウ・インデックスファンドの成績を比較してみました。参考までにS&P500指数連動型や先進国株式インデックスファンドとも比べてみました。

比較の対象は『eMAXIS NYダウインデックス』、『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』、『iFree NYダウ・インデックス』、『たわらノーロード NYダウ』、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』です。

NYダウ・インデックスファンドほか特徴は?

iFree NYダウ・インデックス』ほかNYダウ・インデックスファンドは、米国を代表する主要30銘柄を対象とした「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree NYダウ・インデックス 業種別構成比と組入上位10銘柄
2018年4月末月報より

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年3月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年3月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 国・地域別構成比 2018年3月末
国・地域別構成比 2018年3月末月報より

今回取り上げた投資信託の原則として為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。

NYダウ・インデックスファンドほか成績は?

eMAXIS NYダウインデックス、SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン、iFree NYダウ・インデックス、たわらノーロード NYダウ、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド成績比較表
2018年5月8日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

過去4年の騰落率を見ると、同じNYダウ連動型でもeMAXIS NYダウインデックス』と『SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン』で思いのほか差がありますね

後発の『たわらノーロード NYダウ』は純資産総額が見劣りしています。後発にもかかわらず『iFree NYダウ・インデックス』と信託報酬が同率だったのが訴求性に欠けたのでしょうか。

上記の期間では、NYダウ・インデックスファンドはS&P500指数連動型や先進国株式インデックスファンドよりも優勢でした。

まとめ

残念ながら、NYダウ・インデックスファンドは、つみたてNISAの対象商品にはなっていませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo)ではSBI証券(『iFree NYダウ・インデックス』)やマネックス証券(『たわらノーロード NYダウ』)にラインナップされています。

NYダウの構成銘柄数は30銘柄と1,300銘柄以上の先進国株式インデックスファンドに比べると圧倒的に少ないものの、時価総額では約752兆円に達しています。主要先進国の株式市場を対象にしたMSCI コクサイ・インデックスの時価総額が約4,065兆円ですから、そのおよそ2割弱に相当します(2017年11月末現在)。

業種の分散も考慮されていますし、ブルーチップと呼ばれる、アメリカの優良企業の国際的な競争力を信じるなら有力な選択肢のひとつになるでしょうか。

つみたてNISAで世界の株式などに幅広く投資した上で、iDeCoや特定口座でプラスアルファとして取り入れるなら面白いスパイスになるかもしれませんね。




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