『楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』の出足の成績を楽天・全米株式、SMT米国株配当貴族、iFree S&P500・NYダウと比較


※ 記事を更新しました(2018年2月24日)。

2018年1月10日に設定された『楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)の出足の成績を競合する米国株式インデックス投信と比較してみました。

比較の対象は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』、『iFree S&P500インデックス』、『iFree NYダウ・インデックス』です。

楽天・米国高配当株式ほか特徴は?

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場における高配当銘柄の動きをとらえることをめざして、「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組入れます

『楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』の投資対象指数の年間騰落率と代表的な資産クラスと騰落率比較(上記5年間の各月末における直近1年間の騰落率の平均・最大・最小)
投資対象指数の年間騰落率(左)年間騰落率の最大・平均・最小(右)
※当ファンドの騰落率は設定前のため対象指数を用いて算出
交付目論見書4ページより引用

投資対象指数に連動する『バンガード・米国高配当株式ETF』が実質的な投資先です。直近30日間の配当利回りは2.78%です。

2018年1月末現在、同ETFは米国の高配当株397銘柄に投資しています。

バンガード・米国高配当株式ETFのセクター別構成比と上位10銘柄
2018年1月現在

楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の動きをとらえることをめざして、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。

投資対象指数は米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーしています。

投資対象指数に連動する『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』が実質的な投資先です。直近30日間の配当利回りは1.68%です。

2018年1月末現在、同ETFは米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,637銘柄に投資しています。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETFのセクター別構成比と上位10銘柄
2018年1月末現在

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は、25年以上連続して増配している銘柄を対象としたS&P500配当貴族指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

2018年1月末の月報によると54銘柄に投資しています。各銘柄のウェイトは均等です。組入銘柄の実績配当利回りの加重平均は2.16%です。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年1月末現在

iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のうち8割近くを占める大型株約500銘柄を対象としたS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree NYダウ・インデックス』は、米国を代表する主要30銘柄を対象としたダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree S&P500インデックス、iFree NYダウ・インデックス組入上位10銘柄
2018年1月末現在
運用の効率化を目的に先物やETFを組み入れています

今回取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。

楽天・米国高配当株式ほか成績比較

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンド、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、iFree S&P500インデックス、i-mizuho米国株式インデックス、iFree NYダウ・インデックスの成績比較表
2018年2月23日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。今回取り上げたファンドは解約時の信託財産留保額はありません。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』は設定からまだ間もないので(2018年1月10日設定)、運用実績は参考程度に見てください。

米国の長期金利の上昇が続くと、高配当株式や配当貴族銘柄は相対的に魅力が薄れがちかもしれませんね。『楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』よりもマイナス幅が大きくなっています

下の表は、『楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の投資先である海外ETFを比較したものです。

バンガード・米国高配当株式ETF、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFのトータルリターン(NAV)比較
平均年次リターンは2018年1月31日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

経費率は『バンガード・米国高配当株式ETF』は2017年2月23日現在、『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』は2017年4月27日現在。

まとめ

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』は配当利回りの高さに重きを置いた投資信託です。

一方、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は25年以上連続して増配している銘柄を対象にしていて、生活必需品関連(食品・生活必需品小売り、食品・飲料・タバコ、家庭用品・パーソナル用品)の銘柄が全体の約4分の1を占めているのが特徴です。

セクターの分類基準が異なるので厳密な比較ではありませんが、『楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』はテクノロジーセクターが1位(16.2%)なのに対し、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』がベンチマークにしているS&P500配当貴族指数では情報技術セクターはわずか2%にすぎません。

配当に着目した投資信託と言っても、かなり性格に違いがあるようです。米国株式インデックスファンドも選択肢が増えてきましたが、特性の違いを踏まえて投資したいですね。

楽天・全米株式と楽天・米国高配当株式の投資対象『VTI』と『VYM』をS&P500指数連動型『VOO』と比較 ETFの特徴と運用実績は?




こぼれ話
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』の販売会社は、SBI証券、岡三オンライン証券、マネックス証券、楽天証券です(2018年2月24日現在)。

楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)で投資信託を購入できるようになりました。

少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。

楽天ポイントで投資信託が購入可能に!どんな点を重視してファンドを選ぶ?今週の値動きとNISA口座(170826)



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