超低コスト投信の繰上償還となる口数と現在の口数は？「eMAXIS Slim」「楽天・バンガード」「EXE-i つみたて」-NISAで積立投資手帳

※ 記事を更新しました（2018年8月14日現在）。

つみたてNISAをきっかけに設定された超低コストのインデックスファンドシリーズは、設定されてから日が浅いこともあり、資産規模がまだ小さいファンドもあります。

念のため、口数が何億口を下回ると繰上償還の対象となるのか、その条件となる口数と現在の口数を確認してみました。

運用が始まったばかりで繰上償還になることはないでしょうけれど、長期投資の途中で償還されても困りますよね。

今回取り上げるのは「eMAXIS Slim」、「楽天・バンガード」、「EXE-i つみたて」、各インデックスファンドシリーズの株式ファンドとバランスファンドです。

繰上償還の条件と現在の口数は？

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2018年8月13日現在

投資信託の名称が太字になっているのは、つみたてNISAの対象商品です。

繰上償還の条件を下回った場合、現在の口数を赤字にしています。

まとめ

「eMAXIS Slim」、「楽天・バンガード」、「EXE-i つみたて」シリーズの主要な投資信託は繰上償還を回避するための最低限の条件はクリアしているか、いずれクリアできそうですね。

2018年7月20日設定で、運用開始から日が浅い『楽天・インデックス・バランス・ファンド』3種は、これからの伸びに期待したいです。

ただし、超低コストなインデックスファンドの運用管理費用の内訳を見ると本当に継続可能なのか心配になる面もあるでしょうか。

EXE-i つみたてグローバル（中小型含む）株式ファンド
2017年12月5日付交付目論見書7Pより引用

『EXE-i つみたてグローバル（中小型含む）株式ファンド』を例にすると、実質的な投資対象にしているファンド（海外ETF）の信託報酬や消費税を除くと、運用管理費用は年0.1％です。

純資産総額が10億円程度だと、運用管理費用はわずか100万円にしかなりません。計算、合ってますよね？

ファンドの規模が100億円に成長しても1,000万円です。それをさらに委託会社、販売会社、受託会社の3社で分けたら……採算がとれるのか疑問です。