信託報酬0.19%『i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)』をニッセイ、eMAXIS Slim、たわら等と比較

2017年12月23日土曜日

先進国株式

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2017年11月24日に設定されたばかりの『i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)』の特徴と運用実績を、競合する先進国株式インデックスファンドと比較しながら、簡単にまとめてみました。

比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『たわらノーロード 先進国株式』、『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。

今回取り上げた投資信託は、すべて、つみたてNISAの対象商品です。

i-SMT グローバル株式ほか特徴

MSCIコクサイ・インデックス(円換算)2017年5月末現在
MSCI コクサイ・インデックス(円換算)
2017年5月末現在

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)』ほか、今回取り上げる先進国株式インデックスファンドは、先進国の株式を対象にしたMSCI コクサイ・インデックス(円換算)に連動する投資成果をめざします。

同インデックスは2017年5月末現在、北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国で構成されています。

下の表は『i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)』とマザーファンドを共有している、『SMT グローバル株式インデックス・オープン』の2017年11月末の組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄です。

SMT グローバル株式インデックス・オープンの組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄
2017年11月末月報より

今回取り上げたファンドは、為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。

i-SMT グローバル株式ほか成績

i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、たわらノーロード 先進国株式、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス成績比較表
2017年12月22日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

上記の投資信託はすべてノーロード(購入時手数料なし)です。解約時の信託財産留保額もありません。『たわらノーロード 先進国株式』は2017年12月30日より信託報酬(年率)を税抜0.2%に引き下げる予定です。

一般的に設定直後は運用が不安定になりやすいと言われていますが、『i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)』(2017年11月24日設定)の運用成績は競合するほかの投資信託に見劣りしていません

まとめ

項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

上記の表は各投資信託の交付運用報告書から抜粋したものです。

『i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)』はまだ運用報告書が発行されていないため、マザーファンドを共有する『SMT グローバル株式インデックス・オープン』を参考にしています。

信託報酬以外の諸費用(売買委託手数料、有価証券取引税、その他費用)に注目すると、『SMT グローバル株式インデックス・オープン』は信託報酬以外に0.020%の負担が発生しています。

決算期間が半年(ほかの投信は1年)なので単純に2倍にして比較するなら、信託報酬以外の諸費用(費用の合計から信託報酬を引いた数字)は下記のようになっています。

『SMT グローバル株式インデックス・オープン』0.040%
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』0.119%
『たわらノーロード 先進国株式』0.038%

『SMT グローバル株式インデックス・オープン』とマザーファンドを共有する『i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)』は、実質コストが相応に低いことが期待できる実力派新人かもしれませんね。




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