記事の最後に2017年5月9日現在のデータを追記しています。
『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は25年以上連続して増配している銘柄を対象としたS&P500配当貴族指数をベンチマークにしたインデックスファンドです。
米国株式投信ほかと成績比較
今のところ『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は、ほかの米国株式や外国株式を対象とするインデックスファンドとくらべて成績がさえないようです(2016年9月9日現在)。『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は2016年8月30日設定で、まだ運用が始まって営業日で一週間ちょっとなので、これからに期待といった感じではあるのですけど。
ただ、期間が短いわりに基準価額の騰落率の差異が大きいのが少し心配です。
SMTはファンドの名称からインデックス・オープンを省略 |
SMT米国株配当貴族の懸念材料
銘柄数が50銘柄と少ないので選ばれた中にたまたま不調な銘柄があったのか、それともまだファンドの規模が小さいので経費が重いのでしょうか。平時にはさえなくても、配当を武器に下落局面で力を発揮してくれるなら心強いのですが。『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』と一緒に『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』も設定されました。選別するときの配当の基準がゆるい日本株のほうが意外と健闘しているようです。
米国株と日本株どちらも銘柄数が50と少ないので、もしかしたら選ばれた銘柄に当たりハズレがあったのかな? なんて。
追記
2017年5月9日現在の騰落率のデータは下の表のとおりです。過去6カ月の成績では、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は比較対象のファンドに劣後しています。
追加利上げで金利が高くなると、国債と競合する高配当株式は魅力が薄れます。また2016年前半に高配当株式が買われすぎた反動もあるのかもしれません。
2017年5月9日現在 |
2017年3月末現在の月報によると、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』の銘柄数は52銘柄、配当利回りの加重平均は2.39%となっています。
組入業種の上位は下記の通りです。
1位 資本財 15.63%
2位 食品・飲料・タバコ 11.54%
3位 ヘルスケア機器・サービス 10.30%
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