iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を確認しています。
楽天証券のNISAランキングと人気投信の3年強の積立投資(月1万円)の成績も簡単にまとめています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+0.65%、先進国株式インデックスファンド+0.33%、新興国株式インデックスファンド-0.01%です(参照「円安で評価額が増えても積立投資には嬉しくない?」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+21,763円、積立(33,333円)のあったつみたてNISAは+40,966円(積立分なし+7,633円)でした。
・ブレイナード発言で注目度が高まったFOMC議事要旨(ピクテ投信投資顧問)
米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が4月5日にイベントで、量的引き締め(QT、FRBの保有資産の縮小)を早期に開始することの必要性を訴えたことで注目された今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨ですが、概ね市場予想に沿った内容でした。利上げを含め現局面の金融引締めは過去に比べ速いペースとなる可能性が高まっています。
縮小ペースは前回より速いものの、米国の金融政策正常化に関する材料はほぼ出尽くして織り込み済みとなれば、正常化に対する市場の混乱は避けられるのではないかとの見方もあります。
楽観的なシナリオも悲観的なシナリオもそれが本当に実現するかは未知数な以上、余力を残しながら、いつも通り運用を続けるのが堅実でしょうね。
たとえ、また市場に逆風が吹いても「損して得取れ」の精神で(基準価額が下がっているときは口数を増やすチャンス!)、粘り強く積み立てを継続したいです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほかNISA人気ファンド実績評価
楽天証券NISAランキング(積立件数)
楽天証券のNISAランキング(積立件数)ベスト5の投資信託は下記の通りです(2022年3月1日~同年3月31日)。1位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
運用管理費用(年率)税込0.0968%以内
2位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株~小型株)に投資
同 税込0.162%程度
3位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界の株式(大型株と中型株)に投資
同 税込0.1144%以内
4位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本を除く先進国の株式(大型株と中型株)に投資
同 税込0.1023%以内
5位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
日本を除く世界の株式(大型株と中型株)に投資
同 税込0.1144%以内
米国株・先進国株・全世界株の積立投資(月1万円)の評価額
毎月1日を積立日に設定しています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。下のチャートは毎月1万円ずつ積み立てた場合の投資額(元本)と評価額の推移(2019年1月7日~2022年4月8日)を示しています。資産クラスの近いものを先に並び替えています。
各年月の投資額と評価額は約定日の数字ですが、最新月のみ2022年4月8日現在の数字です。
米国株式インデックスファンドの各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
中小型株も幅広くカバーした『楽天・全米株式インデックス・ファンド』のほうが良くも悪くも値動きが若干大きめのようです。
先進国株式および全世界株式インデックスファンドの各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
米国株式と全世界株式の人気に押されて最近やや影の薄い先進国株式ですが、新興国にくらべ投資環境の整備された先進国を対象に国際分散投資をしたいなら依然として有力な選択肢ですよね。
2019年1月から3年3ヵ月強、毎月1万円ずつ積立投資を行った場合、2022年4月8日現在、40万円の投資額に対して評価額は以下の通りです。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』
614,513円(+214,513円/+53.63%)
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
601,547円(+201,547円/+50.39%)
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
586,171円(+186,171円/+46.54%)
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』
563,151円(+163,151円/+40.79%)
『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』
569,760円(+169,760円/+42.44%)
コロナ禍の世界的な金融緩和の恩恵もあり、どの投信も優秀な成績です。中でもハイテク株の強い米国株式が好調でした。
今は逆に金融引き締めが警戒されていますが、長期投資で将来の経済情勢の変化も考慮するなら取りこぼしのない全世界株式インデックスファンドによる国際分散投資も手堅い選択かもしれませんね。
・危機乗り越える世界株投資 夫婦で4000万円目指す(日本経済新聞)
・米国株か?世界株か?(ピクテ投信)
長期投資を実践するのであれば、経済情勢の変化にも目を配る必要がある。しかし、10年を超える予測というものはほとんど当てにならないうえ、さらにバブルの「形成」と「崩壊」を見分けるのも至難の業だ。このため、はじめから決め打ちせず、先進国株と新興国株を含めた「世界株」に分散投資を行い、いずれ遭遇するであろうバブルの「形成」と「崩壊」に備えることが長期投資にとって重要ではなかろうか?
1970年代と1980年代、ほかの地域を圧倒するパフォーマンスだった日本株はその後、低迷を余儀なくされています。2000年代に騰落率がトップだった新興国株式も、2010年代は他地域に見劣りする成績でした。
時代によって優勢な株式市場が移り変わってきたことがうかがえます。
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