個人型確定拠出年金(iDeCo)とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。
また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『同 先進国株式インデックス』・『同 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド(8資産均等型)も交えて確認しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+1.83%、先進国株式インデックスファンド+1.77%、新興国株式インデックスファンド-0.97%です(参照「IMF世界経済見通し 戦争が物価を上昇させ景気回復を遅らせる」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+66,928円、つみたてNISAは+40,802円でした。
インデックス投資家の仕事は世界経済の成長を待つこと
・【米国市況】株が3週続落、決算失望と利上げ警戒-ドル128円台半ば(ブルームバーグ)円安で緩和されているものの、利上げペースの早まりや景気減速への警戒感もあり米国株は軟調です。
・足もとの米経済指標は堅調も、注意を払う必要(アセットマネジメントOne)
■3月の米景気先行指数は前月から伸びが鈍化した。心理的な影響を受けやすいとみられる指標が全体の足を引っ張るかたちとなったことから、鈍化が今後は限定的にとどまる可能性も。
■21日にパウエルFRB議長は、0.5ポイントの利上げの可能性や利上げ前倒しが適切との見方を示した。ただし、景気減速懸念も根強いとみられ、物価以外の指標の動向にも注意を払う必要がある。
経済指標と事前の市場予想とのかい離を指数化したエコノミック・サプライズ・インデックスは2月半ば以降はプラスに転じ4月19日にはおよそ13ヵ月ぶりの高水準をつけたそうです。とはいえ利上げの前倒しで今後の動向が気になるところですよね。
・米経済は予想される大幅な連続利上げに耐えられるか(三井住友DSアセットマネジメント)
米国のインフレについては、当面、急ピッチの利上げが行われることで、時間の経過とともに、ピークアウトに向かうと想定しています。この場合、市場の過度な利上げの織り込みは、徐々に後退し、米長期金利の上昇傾向は一服する公算が大きいと思われます。また、インフレと長期金利への懸念が和らぐことによって、米国株には好ましい状況になることが期待されます。
三井住友DSアセットマネジメントは利上げについて今後しばらくはインフレ抑制が優先されるものの、中立金利水準(※)に達した後は景気を配慮したペースに落ち着くのではないかと見ているようです。※景気やインフレを加速も減速もさせない中立的な金利(FOMCメンバーの平均は2.375%)
当面は金融引き締めによって景気が冷やされ株式に逆風が吹くことも想定されますが、景気は循環するものですし気長に世界経済の成長を待ちたいですね。
・投資家の仕事は「待つこと」であるワケ(ダイヤモンド)
資本主義というのは本質的に規模が拡大することで自己増殖する性質を持っている。したがって今後も世界の人口が増え続ける限りにおいて、世界経済の成長はブレながらも続くと考えるべきだろう。多少のタイムラグはあったとしても、それが時価総額に反映されていくことは間違いない。正しいインデックス投資というのは、そういう世界経済の成長を期待して投資することである。
<中略>インデックス投資のバイブルのひとつと言われている「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)に興味深い話が載っている。1982年~2000年の18年間、S&P500に投資を続けた場合、最も上昇した上位わずか30日間を逃すだけで、持ち続けた場合に比べると収益は半分近くになってしまうということだ。さらにもっと長い期間である75年間で調べてみると、さらに衝撃的な結果が出てくる。上昇率ベストの上位7%の期間によって、75年間の収益の大部分が達成されているというのだ。
日次リターンが大幅にプラスな日が年間リターンがマイナスの年に出現したり、逆に日次リターンが大幅にマイナスな日が年間リターンがプラスの年に出現したりと株価の動きはランダムで事前の予想は極めて困難です。
いつ稲妻が輝くか分からない以上、取りこぼしを避けたいならリスク許容度に気をつけながら市場に居続けるしかないということですね。
米国株・先進国株・全世界株等の実績(チャートと騰落率)
下のチャートは過去3年の基準価額の推移(2019年4月23日~2022年4月22日)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2022年4月22日現在)。
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