主だったインデックスファンドの成績と2020年11月末現在のNISA・iDeCo・特定口座の評価額および損益について簡単にまとめてみました。
・コロナ相場からワクチン相場へ移行期をつかむ(楽天証券トウシル)
市場は、米大統領選挙はジョー・バイデン民主党候補勝利がほぼ確定したとして、動き始めました。そこに、米製薬大手ファイザー社が、治験中の新型コロナウイルスのワクチンに90%超の効果があると発表。相場は米選挙とワクチンという二大材料を一気に迎え、沸き立ちました。
株価の上昇はマーケットが脱コロナへの期待とコロナ禍の金融緩和を都合よく「いいところどり」している可能性も指摘されていますが、今後の見通しとして2021年1-3月期以降は一株当たりの利益が増益基調に戻ることが想定されているようです。
・ストラテジストの眼 Vol.108 バイデン大統領のアメリカ(PDF/岡三AM)
全世界株式、先進国株式、米国株式などインデックスファンドの成績
インデックスファンドの基準価額の推移(チャート)
下のチャートは過去1年間の基準価額の推移(2019年11月末~2020年11月末/月末ベース)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。先進国株式は全世界株式にほぼ重なっています。
インデックスファンドの騰落率
下のグラフは11月の騰落率(前月末比)と過去1年の騰落率(前年同月末比)です(2020年11月30日現在)。11月の騰落率(前月末比)は『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』+11.24%、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』+11.51%、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』+9.32%、『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』+7.32%、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』+11.14%、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』+9.10%と大幅なプラスでした。
積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。
・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?
・楽天・全世界株式とも比較!バランスファンドをつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら? 4、6、8資産均等型、世界経済インデックスファンド
NISA・iDeCo・特定口座の評価額と損益(合算)
資産配分と評価額および損益
資産配分の円グラフでは全世界株式は地域ごとに、米国株式は先進国株式に分類しています(※)。※厳密にはNASDAQ100連動型には新興国企業も含まれます(1~2%程度)。新型コロナをめぐる金融・財政政策により2021年は適温相場(ゴルディロックス)になるのでは、という見方もあるようです。先行するマーケットに実体経済の回復が追いついて、さらなる上昇が期待できるでしょうか。
・2021年はゴルディロックス(三井住友DSアセマネ)
経済の規模が2019年のレベルに戻る時期については、米国は来年の前半、日本が来年半ば、欧州が来年後半になると予想しています。需給ギャップの解消もその順番になりそうです。このため、ユーロ圏が低金利政策を続ける可能性が高く、米ドル高による景気への逆風を避けるため、米国の金融政策も相当期間において緩和が継続されると考えられます。世界的な低金利政策は数年続くと思われます。
一方、財政政策も、拡張的な政策が継続される見通しです。新興国は来年にかけても高水準の財政赤字が続く見通しです。先進国は赤字が縮小傾向に入るとみられますが、コロナ以前と比べると高水準の財政支出が続くとみられます。米国はコロナ対応政策第4弾が見込まれ、欧州も復興予算が本格化する見込みです。このように、先進国・新興国ともに積極的な財政政策が継続する見通しです。中央銀行の潤沢な資金供給の下で財政資金が経済を支える、という枠組みが基本的に維持されると見ています。
株価の上昇が急すぎれば調整もありうるでしょうから、余力を残しておくことも大事でしょうね。
NISAのしくみや活用法は、金融庁の「NISA特設ウェブサイト」で解説されています。iDeCoについては、国民年金基金連合会の「イデコ公式サイト」が参考になります。パンフレットもダウンロードできます。
私の場合、つみたてNISAは楽天証券を利用しています。iDeCoはSBI証券に口座を開設しています。
「マーケットに居続けるべき」と言われる理由
インデックス投資で「マーケットに居続けるべき」と言われる理由の一つはタイミング投資がとても難しいからですよね。世界最大級の運用会社バンガードによると、米国株式の代表的な株価指数である「S&P500指数」の過去40年の日次リターンでベスト20の取引日のうち13日は年間リターンがマイナスの年に出現したそうです。
またワースト20の取引日のうち9日は年間リターンがプラスの年に出現したそうです(バンガード「市場の下落期に避けるべき3つの過ち」より)。
出典:市場の下落期に避けるべき3つの過ち (バンガード) |
ランダムに動く株価の先読みは大変困難で、株価がさえないからといってマーケットから退出してしまうと大きなプラスを取り逃してしまう可能性もあるということですね。
バンガードは市場のノイズに反応してポートフォリオを入れ替えても成功する見込みは薄く、長期的な運用実績が低下しかねないと注意を促しています(バンガード「終わりのない弱気相場はない」より)。
2000年から2018年にかけて、S&P 500インデックスは、複利ベースで年率4.86%のリターンを実現しました。しかし同期間中で最もリターンの高かった10日間を除くと、S&P 500インデックスの年複利リターンはわずか1.10%です。最もリターンの高かった25日間を除けば、年複利リターンは-2.43%になります。投資を継続することは重要です。
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