大和投資信託のインデックスファンドiFreeシリーズは2016年9月8日に設定されたばかりですが、低コストを武器に大手ネット証券の積立ランキングの上位にすでに入っているようです。
iFreeシリーズの設定来約1カ月の「米国株式」の成績を既存のSMTやeMAXIS、i-mizuhoと比較してみました。
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米国株式成績比較
ベンチマークが異なるものを一緒に比較していることに注意してください。iFreeシリーズの設定日の基準価額は1万円ちょうどにそろえられているわけではないようです。信託報酬は税抜きの数字です。
米国株式を対象にしたインデックスファンドの成績は、過去1カ月強の期間では「iFree NYダウ・インデックス」の騰落率がほかのファンドを上回っていて、「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」は特に不調だったようです。
まとめ
「iFree NYダウ・インデックス」は設定来約1カ月の期間では、同じNYダウをベンチマークとしている「SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン」や「eMAXIS NYダウインデックス」より騰落率で上回っていました。これを素直に好成績だったと判断していいのか、それとも資産規模が小さいのでベンチマークに対して上方かい離してしまっている(割高)と考えるべきなのでしょうか。
「iFree NYダウ・インデックス」の2016年9月末の月次レポートを見ると、資産規模の小ささをカバーするためか、組入銘柄の1位に個別株ではなく「SPDR DJIA TRUST」(総経費率0.17%)というダウ・ジョーンズ工業株平均ETFが10.5%も入っています。
慎重を期すなら、資産規模が大きくなるまでもうしばらく見守る必要がありそうでしょうか。
追記
「iFree NYダウ・インデックス」、10月に入ってからの数字を見ると、設定日からの比較にくらべ同じNYダウをベンチマークとするほかのファンドとそこまで大きくはかい離していないようです。
これくらいの差なら信託報酬の違いで納得できる範囲でしょうか。
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