『eMAXIS Slim』シリーズの新しい運用報告書が公開されたので米国株式(S&P500)、先進国株式、全世界株式(オール・カントリー)、バランス(8資産均等型)の実質コストを前期や競合するライバルと比べてみました。
運用管理費用(信託報酬)以外に売買委託手数料や有価証券取引税、その他費用(保管費用、監査費用等)を含めたものが実質コストになります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか実質コスト
運用報告書から1万口当たりの費用明細の合計を引用しています。
今期は2020年4月28日~2021年4月26日(364日間)の数字、前期は2019年4月26日~2020年4月27日(368日間)の数字です。
表中の()内は1年(365日間)相当に年率換算した場合の数字です。
米国株式(S&P500)、先進国株式、全世界株式(オール・カントリー)の実質コストの改善(低下)が目立ちます。
実質コスト(年率)をライバルと比較
『eMAXIS Slim』シリーズは業界最低水準の運用コストをめざすことをうたっています。ただ、運用会社によって費用明細に計上する基準が異なるため厳密な比較ではないことに留意してください。
『SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』のように実質コスト(第1期 0.112%/海外ETFの報酬込み)は低廉ながら運用実績が競合に若干見劣りする場合もあります。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』と『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は第3期(2019年7月17日~2020年7月15日/365日間)の運用報告書の1万口当たりの費用明細の合計に実質的な投資対象である海外ETFの報酬を加えた数字です。
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は第7期(2019年11月21日~2020年11月20日/366日間)の運用報告書の1万口当たりの費用明細の合計を年率換算した数字です。
『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』は第4期(2019年10月16日~2020年10月12日/363日間)の運用報告書の1万口当たりの費用明細の合計を年率換算した数字です。
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